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老後2000万円問題から考えるキャリアにおける「複業投資論」とは?

KOL就任のご挨拶

皆さま、この度日経COMEMOのKOLに就任いたしました株式会社Another works代表の大林 尚朝と申します!今回が初投稿になりますのでご挨拶させていただきます。「Another works」は日本初の採用手数料無料の総合型複業マッチングプラットフォームです。Netflixのように企業はサブスク型で何人でも複業人材を企業のメンバーにできる、と言うサービスを展開しております。2020年12月現在12,000名を超える複業を希望する方々にご登録いただいております。
今後私は基本的に「複業」「キャリア」と言うテーマで最先端の情報を元に寄稿させていただきます!何卒よろしくお願いいたします!

老後2000万円問題について

今回取り上げるテーマはズバリ「老後2000万円問題」です。ご存知の方も多くいると思います。2019年6月金融庁が老後夫婦で95歳まで生きるには約2000万円必要だと発言し、大きく波紋を呼びました。自分の収入、支出、大きなライフイベント(結婚、車購入、マイハウス購入など)から考えてこの金額は決して少ない金額ではないですよね。
私も新卒で大手人材会社に入社し、圧倒的に働き、成果は出してそこそこの給与と賞与を頂いていましたが今思えば「こんなに貯まらないものか」と。笑

2つの「投資」で解決できる

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この問題に対して、「資産形成」という形で個人が今から対策すべきという考え方があります。個人の可処分所得の一部を「投資」に回し、長期的にリターンを得る、というものです。お金に稼いでもらう、という発想ですね。

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私はポストコロナ時代の今、「資産形成」だけではなく「キャリア形成」による生涯年収の最大化が必要だと思っております。具体的には、個人の可処分時間(個人が過ごす時間に当てられる時間)を”複業”に回すべきだと考えます。つまり「複業投資」です。可処分所得を投資に回し、資産形成すべきと考えると同時に、可処分時間を複業に回しキャリア形成し、老後2000万円問題というのを切り抜けていく、という考え方です。

プレステ5人材になれ

ライフシフトという著書にも書かれてあるとおり、人生100年時代になって健康寿命が伸びていく中、老後2000万円必要になる。では、どういう人間が稼ぎ続けるのかというと、やはり月並みですが市場価値の高い人間。

その市場価値というのはどういう風に定義されるのか?
何が市場価値を決めるのか?
それは、そのスキルや経験・知見に需要があるかないかです。モノの値段が決められるのと同じで、市場に需要があるかないか。(この市場価値については後述で深堀りしてます)

だからこそ、プレイステーション5(以下プレステ5)のような異常なほどの需要の高さをもっていたり、コロナ禍においてマスクの値段が高騰したり。人間もそうあるべきだと思います。

複業≠副業。その違いとは?

ここで今一度、複業投資の考え方を再認識してほしいです。キャリアにおける投資とは、すぐにリターンが帰ってくるわけではありません。自分のエネルギーを本業と複業に注ぎ、様々なフェーズの企業・予算・組織で人とは違う経験を積み、それがスキル・キャリア形成に繋がり、初めてそれが長期的リターンとして帰ってくる。それがキャリアにおける複業投資です。

複業=副業ではありません。「副業」はマネタイズ第一目的としているため、すればすぐにお金が入ってきます。「複業」は金銭的な報酬を目的にしておらず、キャリア形成やスキル向上、本来のやりたいことへの挑戦が主目的になります。目的が大きく違います。

キャリア形成していく上で大事なことは、自分のスキルを唯一無二のものとして育てていく。もしくは、自分という人間はこういうことができる、という新たなスキルを身につけていく。そしてそれらが汎用性のあるものでなければなりません。「唯一無二のスキルが必要であり、汎用性のあるもの?矛盾してない?」と思った方、次に解説します。

市場価値を高めるには「スキルの汎用化」が重要

汎用性(はんようせい)とは、ある物事について、幅広く適用したり、一般的に活用したりすることができる性質を意味する表現である。

汎用性は市場価値算定において非常に重要です。前提として、「汎用」と「凡庸」は全く持って違います
「汎用」は、色々な用途で用いることができ有用であること、
「凡庸」は、すぐれた点がなく平凡なことをいいます。

スキルの汎用性について、具体的なケースでお話をします。
例えば、「大企業で多額の予算をもってマーケティングをしていました。」「大手企業で100人の営業組織を管轄していました。」という人、もちろん凄いです。多くの人が経験できないことですし立派なスキルを持ってると思います。しかし、その人がベンチャーでそのスキルや経験をフルで活かせるかと言うと少し難しいのが現状です。理由はフェーズ(企業フェーズ、規模、予算など)の乖離が大きいからです。つまり再現性がないと判断されてしまうからです。私が運営している株式会社Another worksでも複業メンバーを常に募集しています。ありがたいことに非常に多くの応募を各職種でいただくのですが、一番重視することは「スキルと経験の再現性」です。

採用場面において(特に複業/業務委託採用において)誰もが知る大手企業での経験よりも、「自社と同じフェーズで課題解決をしてきたかどうか」が重要になると思っています。

一言で「マーケのスキルがあります!」「組織マネジメントの経験があります!」と言っても、
複業/業務委託においては「〇〇社と同じフェーズでのマーケのスキルがあります」「〇〇社と同じフェーズでの組織マネジメントの経験があります!」と言える汎用性のあるスキルを持つ人がこれから評価されていきます。

ポストコロナ時代に移行し、複業が当たり前(=資産形成やキャリア形成を自分自身で行うこと)になった今、この汎用性のあるスキルをどれだけ早く身に付けるが重要になってきます。つまり、今のスキルで勝負をかけるのではなく、今のスキルがどの業態・どの規模感の会社、それが企業でもあり自治体でもあり、どこからでも引く手数多になれるような(プレステ5のような)汎用性のあるスキルを持つ人材にならないといけません。

だからこそ、大企業〜中小・ベンチャー企業でも活きるスキルを持つ。そしてスキルを研磨しアップデートしていく。両軸で今のうちから可処分時間を複業に投資し、スキル・キャリア形成を長期的に考え、市場価値を上げていく
10年後、20年後。大手でもベンチャー企業でも中小企業でも必要とされるような人材になるためにはどうすべきかを今から徹底的に考え、実行する必要があります。

市場価値は、複業で最大化させる時代に

リモートが当たり前になってきたポストコロナ時代の日本において複業というのは本当に挑戦しやすくなりました。誰しもキャリア形成というものがしやすくなったため、しようと思う人は今からでもするべきです。

今回は老後2000万円問題から「複業投資」と言う持論を稚拙ながら解説させていただきました。キャリア形成や市場価値の最大化を目的とした複業をこれからの老後2000万円問題を見据えた上でまず日本人がやるべきものではないかと思います。少しでも皆様の参考になれば嬉しいです。

複業の始め方、マインド、報酬の決め方・考え方などはこれからnoteで発信していきます。Twitterでも発信しています!アカウントはこちら

最後に告知になりますが、私の会社で運営する複業マッチングプラットフォーム「Another works」では、登録料無料で誰しもが複業したい時に複業できるサービスです。1,000件ほど複業求人があるので是非気軽に見てください!企業からの複業オファーも日々飛び交っているので機会を最大化してください!


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