人それぞれの「不要不急」を見つけよう
もう世界がパニックです。
僕は中程度の花粉症なのですが、電車の中でクシャミしたら、見ず知らずのオッサンに睨みつけられ(・д・)チッと舌打ちされました。
マスクしてるのに。
北斗の拳の描く「世紀末」を、まさか21世紀の山手線で見つけるとは。
「正常性バイアス」にかかるのも1つでは?
不確かな情報を書くのは避けるとして、有識者の語る「正しく怖がる」ってなかなか難しいですよね。
そもそも、何が正しいのかが分からない。テレビでは新型インフルエンザの検査をしろって言うてるし、ネットでは全員検査したら医療機関が崩壊するって言うてる。
不要不急の外出は控えろと政治家たちが言っているのに、その政治家は立食パーティをしている。
どっちを鵜呑みにして良いか分からないって頭抱えていたら、意識高い系から「自分の頭で考えられない情弱」とdisられる。
不安ですよね。
どうしたら良いか分からない人は、本当にどうしたら良いか分からない。自分で考えろって言っても、追いつめられると苦手な人だっています。
考えられる人は考えたら良いし、でもそれが苦手な人を嗤う権利は誰にもありません。
環境の変化に弱い人は、立て続けに色んなことが起きると、体調が悪くなったり、心細くなったり、胸が苦しくなってしまう。
そういう人は、むしろ「正常性バイアス」にかかった方が良いのかな、とも思います。
自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。
正常性バイアスと聞くと「自分は大丈夫だと過信し過ぎる」など「愚かさの象徴」と言われていますが、もともとは「日常で生じる予期せぬ変化や新しい事象に、心が過剰に反応してしまい、その結果、疲弊してしまうのを防ぐために必要」な能力だと僕は考えています。
落ち着く、深呼吸するだけでなく、コロナウィルスが蔓延する1年前の今頃を思い出して、その通りになぞってみるのも良いかもしれません。
幸いにしてコロナウィルスは、一定以上の年齢で無ければ、死に至る可能性は劇的に低い(だから感染しない&だから死なないとは言ってません)。
「1年前だったら良いけど、今だったらやっちゃダメなことは何?」
そう考えると、多少は心のさざ波に平穏を取り戻せませんか。
落ち着け、と言われて落ち着ける人はいません。まずは余裕の無い日常に、少しだけ日常を取り戻す。それで良いじゃないすか。
僕の「不要不急」
だから、今ちょっとしんどいな~という人は今こそ「不要不急」の時間を過ごしましょう。
見逃していた「鬼滅の刃」アニメ&マンガ全て見ましょう。
積読していた書籍も読みましょう。
そして、普段通りの晩ご飯を食べて、普段通りにお風呂に入って、普段通りに起きましょう。
ただし、うがい、手洗いは忘れない。
僕?もうTwitterですよ、Twitter。Twitterしかない。