「複業OK」が新卒採用の武器に!?複業が新卒採用に与える影響とは
こんにちは。日経COMEMOのKOLをしております、大林と申します。普段は複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営している株式会社Another worksの代表をしております。
複業したい人と企業を繋ぐマッチングプラットフォームを運営しているのですが、驚くことに社会人1,2年目の若手人材の登録が多いです。
弊社のインターン生に聞いてみると「学業とアルバイト(インターン)の生活を日々当たり前に過ごしているので言ってしまえば今やってるのは"複業"なのです」と。確かに。
日経で興味深い記事と出会いました。就活生の7割超が副業に興味がある、というデータです。
「新卒1年目は本業に集中すべき」という議論にはメリット・デメリットありますし、「言いたいことは分かる」で帰着するケースが多いです。職業選択の自由が守られている日本であるからこそ、この議論にあまり重要性は感じません。
それよりも「なぜ複業(副業)したいのか」「複業(副業)により何を得たいのか」という目的思考があるかが重要です。
逆の立場で企業は、副業・兼業解禁の検討について「会社としてどのような働き方文化を創っていくのか」「社員にどのような人材になってほしいのか」などの副業・兼業解禁する目的を明確にすることが重要になります。
・・・とはいえ、複業(副業)に興味がある学生が多いことは、これから複業前提社会になると思っている私からすると、非常に喜ばしいことです。
また、このデータから複業(副業)解禁という企業文化は新卒採用に大いに武器になると思っています。もちろん採用パフォーマンス向上としての解禁は全く本質ではないので全面的に肯定している訳ではありませんが、解禁する目的が明確になっており、育成方針上での複業解禁であれば非常に強い訴求になるでしょう。採用ページなどに「実際に複業している社員の声」などあれば尚良しですね。
また、優秀な学生の採用には各社様々な取り組みをしています。例えばソニーグループの取り組みも面白いです。
<参考記事>
事業創出の活性化にも繋がる取り組みではありますが、インターン参加者がソニーに入社すれば、社員として様々な経験を重ねて社内起業を支援する、といった狙いもあると思います。
各社の取り組みに注目しながらも、複業(副業)が新卒採用に与える影響はこれからもウォッチしていきます。