【ご意見まとめ】移民を受け入れてGDPを増やすべき?

【ご意見募集】 移民を受け入れてGDPを増やすべき?

ご意見を募集しましたところ、これまでに12件のコメントを頂戴しました。その中から、いくつかのご意見をピックアップしながら、ご意見の分布について概観します。

【1】移民を積極的に受け入れてGDPを増やすべき 3件

・人手が足りない事業所と働きたい人がマッチングするのであれば良い

・新しいステージに進化する上で、個人的には「国家間合併」を支持。企業同士の「友好的合併」のような、平和的な「拡張」ができるとよい。

・国家間の交渉において、GDPが大きい方が、交渉に使えるカードが増える。高度スキルを持った外国人人材が移民として多数来るのであれば国益につながる。

・シンガポールが実施してきた精緻な移民受け入れ制度を日本人全体で勉強してみる価値がある

【2】移民の受け入れは慎重に考えるべき(GDPは減っても致し方ない) 7件

・GDPより重要なのは1人当たりGDPだから

・外国人の受け入れは一時的な制度であるべき。人口も現在は多すぎる。欧州の轍を踏まないで欲しい。

・一人当たりGDPが世界的な成長に比例する形で成長を維持できていればGDP自体は減少傾向でもかまわない。経済の総規模が小さくなると企業が日本をスルーする可能性も出るので、この辺りはバランスを見ていく必要がある。

・「総生産を減らし」ながら「幸せに暮らしていく方法」を「産む」ほうが生産的。

・「日本語」「既得権益」の壁が厚いので出稼ぎ・移民の人達に不幸が起きて欲しくない。

・移民導入は流れとして受け入れざるを得ないが、どの外国人を迎え入れるかというのはもっと主体的に選択されるべき

・社会の根底にある共通認識が通用しなくなる国になる。最終的に移民の方が多くなって他国に編入されるという未来も視野に入る。

その他 2件

・アメリカのような移民受け入れ・・・永住=新たな日本国民という形にならざるを得ない環境を予想

・人口減少に歯止めがかからない状況になる。「自然災害」の深刻さなどにも影響を及ぼしている

【2】移民の受け入れは慎重に考えるべき が多数意見となりました。

確かに、日本の文化、国の形、日本人が共有している認識(その場の空気)などを守るには慎重に考えるべき問題でしょう。しかし、合計特殊出生率がたとえ上がったとしても生産労働人口に影響を与えたり、人手不足を解消させるには時間がかかります。日本にいる外国人労働者の割合も他の先進国と比べると非常に低い状況です。

ピーター・F・ドラッカーも『ドラッカーの遺言』の中で、「移民を受け入れて労働市場を活性化しない限り、日本の経済はもはや成り立たなくなるはずです」と述べています。

昨年は過去最高の移民を受け入れるなどすでに国は動き始めていますが、少しずつ門戸を開いていく必要があるのではないでしょうか。また、受け入れる側の国民も完璧な日本語を強要しすぎないなどの寛容さが求められるように思います。

https://www.asahi.com/articles/ASL6G449YL6GTIPE00B.html

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