男たちへ。女子の言う「清潔感」に惑わされるな
11月某日放送のテレビ番組『バラいろダンディ』の中で紹介され、その後ツイッターでもトレンド入りするほど話題となった「普通の男」。
そもそもそこでいう「普通」は「普通じゃない」ということを書きました。そういえば、バブル世代には懐かしい「三高」という条件もありましたよね。
「三高(高学歴・高収入・高身長)」から「三平(平均的年収・平凡な外見・平穏な性格)」へ、そして「四低(低姿勢・低依存・低リスク・低燃費)」などと、婚活女子の条件はいろいろ変遷していますが、とどのつまり、概念を追いかけていればいるほど、実際の結婚相手とは出会えない方向にいくのではないでしょうか?
普通の男なんて実在しません!
ぜひご一読ください。
ちなみに、このマイナビウーマンの記事には書かなかったのですが、「普通の男」の条件の中にある「清潔感」というのもかなりの曲者です。
こちらは、女性側というより男性側に向けた話になりますが、「清潔感のある男性が好き」という女性の言葉を真に受けて、身だしなみを整えたり、ファッションに気を遣ったりする男性もいると思います。恋愛コンサルなどを名乗る胡散臭い連中もよく「清潔感が大事」とか言ってますよね。本当、そういうの信じない方がいいですよ。
「清潔感のある男性が好き」という言葉は「清潔感があれば好きになります」という意味ではありません。もちろん不潔なままでは論外ですが。
身も蓋もない言い方をすると、「清潔感」なんかでモテるわけがないのです。
女性たちは「清潔感」を好意の加点要素として見てるのではありません。「不潔感」をNG要素として見ているだけで、それを「不潔は嫌いです」と言うとカドがたつから「清潔感のある人がいい」と言ってるだけです。不潔がダメなんであり清潔がOKという意味ではない。
女性の言う「清潔感」とは、一般的に見た尺度の「清潔感」を指しているのではなく、その女性にとって「不快じゃないもの=清潔」という意味です。
たとえば、嫌煙者の女性なら、どんなに身ぎれいにしていても、タバコの臭いがするだけで、それはもう「清潔じゃない」という意味です。ヒゲが生理的に嫌いな女性にとっては、よく手入れされたヒゲであっても、ヒゲがある時点でNGです。
あと、体臭に関しても、女性は自分の好きな匂いに関しては、極論すると、それが客観的に「げえー」となるようなものであったとしても彼女的にはOKになります。むしろ、女性は人によってOKな体臭とNGな体臭があり、NGの場合はいくら顔が好みでも付き合えないようです。本能的・遺伝子的に危険信号を察するのでしょう。
このように、女性の言う「清潔感」とは、「私の基準」のであって、客観性のあるものじゃないんです。
女性が相手の年収にこだわるという話をさんざん僕はしていますが、だとしても、とんでもない経済力があっても相手にされない男だっています。それが多分、彼女たち個々人の評価軸としての清潔感(彼女の視点での清潔感)なのかもしれません。
この話題をツイートした際にこんなリプがある女性から来ました。
「風呂に入ったゴキブリなんて相手にしない」
清潔感とは難しいものです。