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マーケティング担当者に伝えたい広報のこと #BtoBマーケ基礎

最近は「広報支援」の文脈での発信も増えている私ですが、実は以前はマーケティング担当でして(Sansan時代、マーケ&広報部門の立ち上げを担当)。マーケ時代に学んだことは今でも生きており、マーケと広報がうまく連携できると「強い」コラボができるなぁ、と思いながら各方面のご支援に臨んでおります。

一方で、広報の仕事はなかなか正しく理解されてないという課題意識もありまして。こちらの記事にもあるように、広報にとっては「当たり前」なことも、他部門の方からは理解されないこともしばしば。

そんなわけで、マーケ部門の人に”広報の仕事”を理解してもらうべく、BtoBマーケティングのノウハウをまとめた書籍執筆に共著として参加させてもらい、「広報」のパートを担当しました。

何を書いたか

僕が書いたパートの目次はこんな感じ。

3−11−1 広報とは
 ・広報の仕事は「メディア露出」だけではない
 ・広報は万能ではない〜広報にまつわるよくある誤解
3−11−2 「広報」はフェーズによって役割が変わる
 ・経営や事業における広報の役割:フェーズによる変遷
3−11−3 広報はどうマーケティングに役立つのか?
 ・そもそも広報、メディアを使うとは
 ・メディアによる情報発信の構造
 ・プレスリリースの例
3−11−4 広告と広報の違い
3−11−5 ファネルに応じた広報の活用
3−11−6 「広報のブラックボックス化」を回避するマネジメント
 (組織作り、目標設定、コミュニケーション)
コラム マーケティングと広報の協働において起こりがちな失敗
コラム 広報の勉強方法

いつも広報担当や経営者向けのセミナーなどでお話していることが中心ですが、マーケ担当者に知ってもらいたい内容や視点を加えております。

どんな思いで書いたか

今回の主たる読者はマーケターなわけで。ただ「広報とはなんぞや」を解説しても意味がないなと思いまして。ちょっと頭をひねりました。

先述の通り、広報の業務内容は他部門から理解されにくく、「どう活かしていいか」「どうつきあうのがよいか」分からないマーケターやマネジメントの方が多いようで、広報担当の方からは、

●マーケから「それリード獲得につながるの?」って責められる
●マーケ担当に取材対応してもらったら、自社の宣伝しかしない
●お金かければ取材獲得できると思われてる

みたいな悩みをよく聞きます。

ので、そんな誤解や摩擦を少しでも解消すべく、

●そもそも広報とはなんぞや(よくある誤解や思い込みの払拭)
●マーケにとって広報はどう役立つのか
●マーケが知っておくと役立つ「広報視点」
●マーケと広報はどうコラボするのがいいのか

を意識して書きました。

マーケ担当が広報のことを理解したら、よいコラボが生まれるし、マーケ施策の発想の幅も広がると思うんですよねぇ。

中身をチラ見せ!

で、内容をチラ見せするとこんな感じです。

マーケと広報で仕事をする時に起こりがちな「ズレ」について解説したり、、
マーケやマネジメントから誤解されがちなポイントを挙げてみた
意外と知られてない「メディアに掲載される」プロセスについても説明。

といった感じで、広報担当者にとっては「当たり前」なことだけど、意外と他部門には知られてない、でも知っておいてもらいたいことを盛り込んでいます。

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何度も繰り返しますが、「マーケ担当に知ってもらいたい広報のこと」をまとめたつもりなので、本書を手に取るマーケターの方々には、「広報」パートも読み飛ばさずに一読していただきたいと思っております!


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