つくることを続けることについて
以前の記事でもご紹介した、「学生CGコンテスト」の授賞式が無事に終了しました(運営のCGアーツの皆様、本当にお疲れさまでした)。
現場では受賞作家、ノミネート作家の方々も大勢お会いすることができて、それぞれ才能や人間的な魅力に溢れた方々で、将来(非常に近い未来)に超絶期待……!という感じでした。多くの応募作品からピックアップされた全てのノミネート作品に対してそれぞれ強い思い入れがあったので、作家さんにお会いできてとても嬉しかったです&今後の作品もめちゃくちゃ楽しみです。
それと同時に、謎の老婆心で「ぜひ、辞めずに続けてくださいね」「続けてると、だんだん周りが脱落してたりするんで……」と吹聴してまわっておりました。せっかくの晴れの場で、血生臭い内容でアレですが……😇
気づけば私も業界歴が地味に長くなってきたのですが、
学生の頃にいい作品をつくっていた方が、その後も創作者として色々な形で活躍しているケースもあれば、なぜか経年とともにいつの間にか消えていってしまうケースもあり、そのたびにちょっとやるせない気持ちになったりもします(もちろん、キャリアを変えること自体は全然悪くないし、それぞれの事情や決断もあってのことだと思いますが)。
常にベストな良い環境でつくれるとは限らないし、心無い批判を受けたり、時間や資金が捻出できなかったり…活動していると、とかく色々障壁があることの方が多いです。
さらに、本当に作家活動には波があるので常に順風満帆とは限らないし、ぜんぜん見向きもされないときもあれば、逆に同じことをやってても世間の風向きが変わってきて異様にフィーチャーされることもある。
どれだけ才能のある作家でも、浮上まで待てず、その波の「底」のタイミングで折れてしまって再起できない、みたいなのが結構怖いなと思っているので、
特にこういったコンペティションで引っかかって「何かしら見込みがある」と判断された人たちは、本当にしぶとく、本業でも他の仕事しながら淡々と細くでも休み休みでもいいので、末永くつくることを続けてほしいな、、と切に思ったりしました。
ただ続けてるだけで敵が減って不戦勝、みたいなこともあるので……そして細くとも継続さえしていれば、ここぞという時に勝機を見てたたみ掛けることもできるので……😎(物騒で……すみません…)
まあでも学生さんに対して先輩面できるような立場でも教育者でもないので、ライバルとして一緒に切磋琢磨していければと思っております。
いつかまたどこかでバトる際には、何卒よろしくお願いいたします😇血みどろの争いや……!!
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