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2つの国のお米で作ったおむすびを、2つの国の人たちで食べたらどうなる? ~ United Rice Ballプロジェクト1回目の舞台裏。

今から書くこのプロジェクトを実現してから、はや1年2ヶ月が経ちます。今更ながらまとめておきます。

なぜまとめてなかったかと言うと、複数のメディアが取り上げてくれてたからってのもあるけれど、その時あまりにも出し切ってしまって書く気力が起きなかった。だけど書くなら今しかないから残しておきたい。

以下、7000字強ありますが、お付き合いいただけたら。


1、思いつきは、全然関係ないところから、やってきた。


皆さんも同じ経験があると思うけれど、ある時期に、不思議なことに、同じような仕事が集中して舞い込むことがある。

10年前〜8年前の僕は、なぜだか、国と国を繋ぐことに関する仕事と、集中してご縁があった。

コンセプトを立て、信頼する人たちとチームを組んで、集中的にやったこれらの仕事は、史上初の真の意味での総合プロデュースになったと思う。

これについて語るとそれで終わってしまうのでそれはまた別のところでしようと思うが、

その手の仕事で、よく言われる言葉がある。

「オールジャパン」。

僕はあまりこの言葉が好きではない。1億2000万人が本当に全て参加することはできない。そして、どんな事業でも入札があるので、日本中の会社全社で関わることはできない。僕らが携わったこの3つのプロジェクトでは、普通の数倍以上のたくさんの多様な人々が抜擢されて活躍できるように、できる限りオープンにした。ベストは尽くした。実際そこから活躍したり売り上げが伸びたりしたものや人がある。

それでも「オールジャパン」には到底到達できない。

それでも、世の中の国家事業的なものには、常々「オールジャパン」という言葉が踊る。やってる人たちには耳障りがいいかもしれないが、これは僕は好きではない。

なんてことを思っているときに、ふと「オールジャパン」という言葉がきっかけで、全く全然、関係ないアイデアが浮かんだ。2011年頃のことだったと思う。

「全国の都道府県から、日本の心である、お米を1品種ずつ、
 47種類集めて、混ぜたおむすびを作ったら、
 どんな味がするだろう?」

つまり「オールジャパン米むすび」食べてみたい。という思いつきだった。

まずは、仕事の途中にお米屋さんを見つけたので入ってみて、恐る恐る聞いてみた。

「あのう、47都道府県のお米、全部ありますか?」

「うちには、ないけど、、取り寄せたらできるかも、、」

そりゃそうだ。
このお米屋さんにどうみても全部はない。
仮に取り寄せてもらうとしても、、お米って結構保存難しいと聞いたことあるし、それ、どこに置いとくんだろう?


ということで、挫折。
一旦。

それでも何度も何度も、思いついたアイデアというのは、頭の中に蘇る。

そして2014年頃。
目黒駅からタクシーに乗っている下り坂の道、ビルボードをなんとなく眺めていた時。ふとこのアイデアのアレンジver.が浮かんだ。

「47種類のお米を集めるのは難しいなら、2種類にしたらどうだろう?

 2個なら、違う国同士のおむすびがいいかも。

 初めは、一時期自分が住んでお世話になったスペインへの恩返しを兼ねて
 スペイン米と混ぜてみたらどうだろう。」


2、最強メンバー、集まる。


現実味のあるこのアイデア。実現するならこの人と、というのもすぐ浮かんだ。フードユニット「つむぎや」の金子健一さん。

彼と出会ったのは、1999年、僕が電通に入社前、どうやったらコピーライターになれるのかともがいていた頃にやった、東京コピーライターズクラブの賞の審査会場のアルバイトだった。テキパキしている人で感じがよく、審査員からも彼は誰?と言って褒められていた人が金子さん。

その後、コピーライターから食べ物に携わる仕事をされていた。そんな文章から食への転身だから、相棒のマツーラユタカさんと、たくさんのチャーミングなレシピ本を書いていて、その中に「あっぱれ! おにぎり」という102個もの、おにぎりのレシピを書いた本もあって。この人しかいないと思っていた。

2014年夏。電通の社員食堂でこの話をする。やろうよやろうよと即快諾してくれて、2121desigh sightでやっていた「米展」の図録も持ってきてくれた。

シェフ決定。こちら、つむぎやのお二人の素敵な写真。

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が、なかなかそこからが腰が重くなる。僕が新チーム(ちなみに電通Bチーム)を新たに立ち上げたことや、エコノミー症候群になったり、ガンになって手術をしたということもなくはないが、理由はやっぱり、この手の自主的なプロジェクトには「締め切りがない」ということが最大の原因。

でもいつか実現したいから、信頼できる人にだけ、この2カ国米mixおむすびのプロジェクトをちょいちょい打ち明け続けていた。面白いかどうか、反応を見るために。

そして時は流れ。2018年2月。転機はまた突然タクシーの中で訪れる。

高松市内から高松空港に向かうタクシーの中で、佐賀県庁のとある信頼する方に、この話をした。

「日本唯一のお米ライターの柏木さんって知ってます?彼女に入ってもらうといいかもしれませんよ。」

早速Facebookのメッセンジャーでつないでくれて、東京に戻ってお会いする。そして、この2カ国mixおむすびを作りたい話をした。

こちらが、日本唯一のお米ライター、人呼んで米ヘンタイの、柏木智帆さん。

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「バルセロナに一時期住んでて、あれがなかったら人生違うから、感謝を込めて、最初は、スペイン米とのmixをやりたいんです。」

と伝えた後の、彼女の返答を、これを読んでいる人は想像できるだろうか?それはこんな答えだった。

「私、来週から新婚旅行でスペインに行くんです。

 そして、バレンシアのお米農家さんへも取材依頼、入れてるんです。」

来た。
ハイパーグッドタイミング。
どうしてこうなるのだろう。
やるのはきっと、この時だったんだろう。奇跡が来た。


そして、彼女が新婚旅行&スペインのお米リサーチから帰国後、つむぎやさんと柏木さんと、初めて集合する。
つむぎやさんの金子さんは松本にApls gohanというお店を構えているし、柏木さんは福島のお米農家さんに嫁がれているので、そう簡単には集合できない。ここでも少々時が流れる。


集合したのは、2018年9月17日。渋谷のboshカフェ。決起集会の写真。

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柏木さんには、日本米とスペイン米の品種のチョイス。
つむぎやさんには、レシピの開発をお願いして別れる。

まず、お米のチョイス。
柏木さんはスペイン米の中で2つの品種に絞る。
アルデンテにしやすい品種で、かつ日本で手に入りやすいとなると1つに絞られた。「Redondo」という品種。バレンシア米。

それに合わせる日本米としても彼女は2つの品種を挙げて、つむぎやさんに送ってくれる。1つに絞るのは作ってみて決めましょうと。


一方のレシピ開発。
僕がお願いしたのは、一番ベーシックな「塩むすび」は必ず入れてほしいということ。あとはプロにお任せしますと。

そして、初の試食会が、横浜のマツーラさんのおうちで開かれる。

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彼らが今まで試した試作のタイプを書いた紙を見せてくれたが、、
塩むすびのレシピだけで、その時すでに、なんと20種類くらいあった。

なぜかというと、「2カ国のお米を混ぜておむすび を作る」という一見単純なアイデアでも、作るとなるといろんなファクターがある。

・日本米とスペイン米は、何:何 で配合するか?
・何で炊くか?炊飯器?圧力釜?土鍋?ルクルーゼ?・・・
などなど。

彼らは1つずつこれを試してくれていた。
圧力鍋で炊くとなんでもまとまってしまって面白くない。
かと言って一緒に普通に炊いてもまとまらない。

なぜかというと、、
スペイン米と日本米は、性格が全く逆だからだ。
この辺は、柏木さんに聞くとほんと面白いのだけど、
ここでは僕がかいつまむと、

スペイン米はなんと古米の方が高い。
スープを吸い込ませる料理が多いので、乾燥させたものの方が重宝され、ヴィンテージという概念がお米にある。

一方、日本米は、ふっくらとした食感や香りが大事なので、新鮮さが求められる。

ちなみに、柏木レポートの田んぼの違いはこちら。

日本xスペイン 田んぼ

使ったお米の違いはこんな。

日本米xスペイン米2


そして食べながら、大体方向を絞った頃、プロの3人は日本米のチョイスの議論を始める。「つきあかり」か、「ひとめぼれ」か。こっちはここが良くて、こっちはこの点が良くて、、どう思いますか?倉成さん?と聞かれるも、プロの領域すぎて素人にはわからない。が、このディテールと、何よりそこへこだわる熱は、アウトプットに纏い、最後お客さんの感動を生む。意見はないが、プロが良い方で、とお任せした。

これが世界で最初に生まれた、スペイン米×日本米のおむすびだ。
世界初が生まれた瞬間。遠く離れた2つの国のお米が手を結ぶ、この小さなおむすび。今見ると、なんか神々しい。

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レシピが見えてきたので、今度はロゴとHPに取り掛かる。

まず名前は、世界と組むために英語にしたておきかった。
そして、「Unite」を入れたかった。

なぜなら、おむすび=Unite、という意味が入っているから。
この2つの国のお米で作るおむすびで、2つの国と人を結びたい。
その考えを入れると自然とこの名前になった。

「United Rice Ball」

ロゴも誰にお願いするか決めていた。古谷萌くん。
電通から独立し、Study and Designというデザイン会社を始めていた。

「古谷君にロゴを頼みたいプロジェクトがあるんだけど、、
 United Rice Ballと言って、こうでこうでこうなんだけど、、」

と5分電話で話す。と、次の一言。

「はい。わかりました。もうできました。」

さすが。気が合う人との仕事はいつも大体こう。
と言いつつ、なんかちゃんと2案提案してくれたのだけど、
結局その5分の電話中にできた案を採用させてもらった。
それがこれ。

United Rice Ball ロゴ


Webデザイナーも決めていた。うえすゆうこさん。
ロッテルダムで友人が紹介したいと言って会わせてくれたこれまた才能溢れる人。当時は美大生だった。

古谷君が作ってくれたロゴを渡すと、こんなふうに仕上げてくれた。
トップのunited rice ballの文字の動きがとっても好き。
ちなみに言っておくと、僕からは何の指示の1つも出していない。
繰り返しになるが、気が合う人との仕事はいつも大体こうだ。


メンバーではあと一人、会社の先輩でもあるDJ moodmanにお願いした。日本スペインmixを当日のパーティーで流してもらう。お米のmixに加え、音楽のmixも楽しんでもらおうと。

こちら、フルメンバー集結。

United Rice Ballメンバー



会場は、最初スペイン大使館でやらせてほしいな、と勝手に思っていた。本当に勝手に。紹介してくれそうな方に意見を聞いてみると、「大使館はセキュリティーが厳しいので、いろんな人をたくさん呼ぶパーティーには向いてないかもしれない。けど、スペインは四谷に、セルバンテス文化センターという施設を持っているから、そこのギャラリーを借りたらどうだろう?館長に相談してみるよ」と言ってくれる。

後日、そこに伺う。Victor館長にUnited Rice Ball構想をプレゼンする。
協力してくれることになる。結果から言うと、スペイン大使の参加のお願いもしてくれることとなる。

お借りしたのはこんなギャラリー。

セルバンテスギャラリー


あとこのVictorさん、なかなか面白い方で、
「立食パーティー?テーブルを置くの?
 テーブルを置くならさ、テーブルを三角形に並べない?
 おむすびの形に!」
と言うアイデアも提案され、採用する。

で、会場はこんな感じになる。

comemo座席.001

この世界初のおむすびは、何と飲むと良いか?
飲み物についても書いておこう。
そういえば、これも大変だった。。苦労話にお付き合いさせて申し訳ないけど。

スペインといえば、ワインが必要だろう。
ここも輸入業者をご紹介いただいたがメールしてもなかなか返事がこない。。
あまりにもやることが多いので、実はもうこの時、すでにイベント2週間前に迫っていた。そろそろやばいから電話してみよう。

と、仕事終わりの夕方電話をする。出てくれた。
メールした旨伝えると、イベントの真っ最中で、スタッフの方々が見れてなかったらしい。趣旨を伝えて、一瞬会えませんか、と言うと、、住所を知ってびっくり。なんと、僕が電話した汐留から歩いて5分。新橋にその会社は会った。
電話から10分後。その方とお会いする。ハビエルさん。日本とスペインのハーフ。物腰が柔らかいこの方はなんと、僕が電話をして着くまでの10分の間に、そのおむすびと合わせるなら、赤と白はこのどちらかが良いでしょう、と候補を2つ絞ってくれていた。

そのうちの1つ、スペインでもお米の消費量が一番多いこの地方のオーガニックワインにしましょう。値段もそこまで張りませんし。となり、即決定。神様ありがとう。。とこの日も思った。

日本側からの飲み物としては日本酒だろう。これは、ロゴをデザインしてくれた古谷君が、ラベルのデザインをしている「にいだしぜんしゅ」を酒蔵さんにお願いしてもらった。スペインがオーガニックとくれば、こちらもオーガニックで。とお酒は両国自然栽培対決となった。

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水はセルバンテス文化センターの方が紹介してくれた。
solan de cabras。スーパーとかに売ってておしゃれな青いボトルのこれ。
輸入業者の方とお会いして全面的にご協力いただいた。
ちなみにリアルマドリードの公式ウォーター。

あとは、会場に来てくれる子供向けには、、やっぱりバレンシアオレンジのジュースかなと、これは自分で買った。

そんなことしていたら、石川県小松市の「日本最小農家」の西田さんが、うちのもの使って!と漬物とピクルスを送ってくれて助かった。(ありがとうございました)


Peatixでチケットを販売し、Makuakeでグッズと残りのチケットを限定販売し、とこの辺は割愛するが、この辺りも全部、人生初体験。新しいプロジェクトは一粒でいくつもの初体験をもたらしてくれる。初体験で言うと、初めて保健所に行って営業許可を求めたとかもあったなあ、、。


3、世界初の「2カ国米で作ったおむすびで、2カ国をむすぶパーティー」、当日はいかに?


さて。当日。
ギャラリーに暖簾をかけて、お客さんをお迎えする。

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6/21 夜。6/22 昼と夜。の計3回。
会場的に、1回に52人で満席。計156人。
チケットはおかげさまで全部完売。
たくさんの方に来ていただいた。

スペイン大使のスピーチで、
この世界初のパーティーは幕を開けた。

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当日のおむすびは4つ。


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1つ目(写真下)は、
「日西米 mix 塩むすび
- 世界で1つ目のUnited Rice Ball ひとめぼれ× レドンド米-」

つむぎやさんにお願いした、ベーシックな塩むすび。
ただ、実はこれ、試食会から進化している。
彼らがその後発明したのは、
スペイン米をまず生のままオリーブオイルで炒めてオイルコーティングし、
その後炊飯器で日本米と一緒に炊く、というもの。
これで、性格の違う2つのお米は、完全にマリアージュした。


2つ目(写真上)に出したのは、
「日西米 mix 発酵混ぜむすび
 - 松本野沢菜とスペインチーズ 2国籍発酵食Unite-」

お米だけでなく、両国の発酵食もミックスしたもの。
それを生ハムで巻いてある。
今見ても、よだれが出る。

3つ目(写真左)は、
「日西米 mix ビネガーむすび
 - スペイン シェリービネガーすし飯に 山形の煎じきうりを合わせて-」

要は、日本米×スペイン米の、すし飯のおむすび。
ただし、つむぎやさんのさすがのアイデアが入っている。
寿司酢ではなく、スペインのシェリービネガーで鮨飯を作ってあるのだ。
さすがプロ。プロはさすがだ。


最後(写真右)は、
「日西米 mix パエリアむすび
 - スペインの国民食レシピ meets 日本の乾物-」

スペインといえば、やはりパエリアが出てこないと。
しかし、ここにもつむぎやさんのアイデアが光る。
パエリアを作るための魚介を日本の乾物を使用してある。

この4つのおむすびを、ラッピングし、
お皿に順番に1つずつサーブする。

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食べる前には、
つむぎやさんにレシピの説明をたっぷりしてもらい、
1つ出しては、説明し、食べてもらっては、次に移る。
つまり、おむすびのコース、4つで2時間。

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その間に、柏木さんによる日本スペインのお米の違いのレクチャーがあり、
DJ moodmanの日西mixの音楽がBGMとして寄りそう。

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最後、参加する日本人、スペイン人、またそれ以外の国の参加者からも感想をもらってパーティーは終わる。

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また食べたくなったときのために、
自宅で作れる「日本米×スペイン米」のおむすびキットも販売。

あとオリジナルの手ぬぐいも。
これは、1/6に切って、当日に豆絞りとして出したもの。

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来場者の感想は、各メディアの記事と皆さんのSNSに譲ろう。

Japan times   https://www.japantimes.co.jp/multimedia/2019/06/30/images/times-gallery/july-1-2019/?fbclid=IwAR0x5qplQjYh2-AF_XV-r-h_fxnZtUR4WmUFKGwIA9-mcgCoSZPi2BWUGQQ#.XYHYxJMzZ27


Forbes JAPAN  https://forbesjapan.com/articles/detail/28339

Discover Japan    https://discoverjapan-web.com/article/12917?fbclid=IwAR0Zn6R67lfF5ZvSCsNYLtpeDZhYGawfMwzhyt8ek-Vuy12Qem-fquoKHCU

そして、Nikkei Style。

その記事から二言切り抜くと、

「世界にはなんと多様なコメ文化があることかと、プレゼンを聞きながら感じ入った。」

「コメ同士、たとえ国が違っても混ぜて握ればうまくいくかと思いきや、そんな単純ではない。」

似たようなことを、参加者も感想として持たれたようで、
そのうちの1人、会場の設営を手伝ってくれた東京芸大の中村さんは
こんな素敵なことを言った。

「2つの国のお米をただ一緒に炊いても美味しくならなくて、
 スペイン米を先にオリーブオイルで炒めるとマリアージュする。
 これは、人と人についても同じかもしれません。
 仲良くなるために、相手のためにコミュニケーションに一手間かける。
 そうすると、よりよく、仲良くなれるのではないかと。」

6月22日、最後の回を終えて、夜撤収して帰る直前に撮った写真。
これは一生の宝物。

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みんなと別れての帰り道。
セルバンテス文化センターから、四谷駅に一人歩いて向かう。

9年前にふと頭に浮かんだ思いつきを、
こんな素敵なメンバーと、9年越しで実現できた。

その途中には、今日書いたような、
たくさんの縁と奇跡があり、
たくさんの人々に手伝ってもらって、
友人も知人も会ったことなかった方々にも来てもらって、
こうやって終了した。

なんて自分は幸せなんだろうと思って、
四谷の路地を泣きながら帰った。自撮り。

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僕は「プロジェクトメイキング症候群」と身近な人に呼ばれる。
頼まれてないことまで、やってるから忙しいんですよ、と。
さらにその中でも、また思いついてやろうとするからなあ、と。
でも、こういう瞬間があるから。
やめられないよね。

その日、日本人とスペイン人のいろんなUniteがあったのはもちろん
同じテーブルに座った日本人同士で付き合いが始まったり、
講演やインタビューをお互いに依頼したり、仕事に結びついたり
Uniteが続いていると聞く。
やっぱりやってよかったな。

ちなみに夢は、5回目を国連でやること。
どれだけ時間がかかっても、トライはしたいなと思う。
その過程で、これをやらなかったら、Uniteされないものや人がUniteされるはずだから。


4、そして。実は、その第2弾をやります。

今年はさすがに延期かな、と思っていたところ、
オンラインでやってはどうだろうという声があり、急遽やることに。

2つ目のUnited Rice Ball、相手国(相手米)は、タイです。

United Rice Ball 2020 タイトル


今回はアジアの国とやりたいなと思っていたのと、

熱くスペインと日本のお米の違いを語っていた、
お米ライターの柏木智帆さんが、
タイの田んぼもすでにリサーチ済みだったので。


9/26(土)日本とタイの国交樹立の日に。
パーティーの時間は17−18時です。

オンラインであのパーティーをどうやって?

それはこちらのHPで。

参加するためのキットとチケットは、makuakeで9/15まで販売中です。

また新しいUniteを、一緒に楽しめたら。





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