投信、長期にシフト。筋トレも貯蓄の時代へ
こんにちは、電脳コラムニストの村上です。
「老後に2000万円不足する」とした金融庁の報告書が大きな話題となりましたが、投資信託の世界でも変化が見られるようです。
日本の投資信託の主役が運用歴の長い商品に移ってきた。2018年度は運用期間10年以上の投信が、16年ぶりに資金流入に転じた。流入額は過去最大となった。金融業界が、新しい投信への頻繁な乗り換えを勧めてきた従来の姿勢を改め、長期で運用成績の安定した投信の販売に力を入れるようになってきたためだ。米国のように投信の長期シフトが続けば、個人の資産形成の底上げを通じて、「人生100年時代」を下支えする効果がありそうだ。
これまでは販売手数料を稼ぐために顧客に「乗り換え」を勧めてきた金融機関も、長期で顧客の資産形成のパートナーとなるべく姿勢を改めてきました。また、「つみたて投資」が若年層を中心に増加した影響もあるようです。つみたて投資を利用する口座数は、大手3社において4年で4倍に。NISAの税制優遇も呼び水となっています。
お金と同じくらい重要なのが「健康寿命」。つまり、介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間をいかにキープするかが重要です。
平均寿命と健康寿命の差を縮めることは生活の質を保つためのみならず、社会保障費の抑制にもつながります。そのためには、病気や怪我になりにくい身体づくりが不可欠。つまづいて転んだ怪我をきっかけに寝たきりになってしまう方も数多くいらっしゃいますが、主な原因は筋力不足。老後のために十分な筋力を保つには、筋肉にも「貯蓄」の考え方が必要となります。
「筋肉の細胞は、30~40代から減り始めて、50~60歳くらいから加速的に減っていく。鍛えれば何歳からでも大きく強くできるが、若いうちからためておくといい」と話すのは、「筋肉体操」の先生としても知られる近畿大学生物理工学部准教授の谷本道哉さんだ。
まだ早いでしょ、と思った人もいるだろう。しかし、近年の研究で、筋肉を蓄え、使うことで得られるご利益が次々と明らかになっている。日本随一の筋肉博士である石井直方さんによれば、「最近は、筋肉から分泌されるホルモン様物質の研究が世界的に進んでいる。糖や脂肪の代謝・分解を促す、がんなどの病気の死亡リスクを下げるほか、認知症を防ぐ可能性があることもわかってきた」。また、肌のシミとの関連を示す報告もあったばかりだ。
筋肉は30〜40代から減少に転じます。80歳になると、最盛期である25歳のときの半分程度まで減ってしまうそうです。このこと自体は老化現象なので避けようがないのですが、元の筋力が多ければ半減したラインを上に保つことはできます。よって、「つけられるうちにしっかり貯めておこう」というのが、筋肉貯金の考え方です。
「忙しくてできないよ。。。」という方でも、週2〜3回、1回30分程度でも筋トレの効果は出ます。最近の研究結果から導かれる効率的な方法をまとめると、以下のような感じです。
・もう上がらない!というところまでしっかり追い込む
・大きい筋肉を優先的にやり、ゆっくり動かしている部位を意識しながら
・さらに効果をあげるには、有酸素運動を取り入れる(先か後かは目的による)
その他にも健康増進や美容に役立つ効果も。ぜひ将来のために、いまから「貯筋」をはじめてみましょう!
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タイトル画像提供:East & West / PIXTA(ピクスタ)
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