米金利上昇下のドル安は謎なのか

1994~95年と2004~06年に、今と同じように米利上げ局面でドル相場が下落した。ドイツ銀行のジョージ・サラベロス氏によれば、その際のテーマは3つ。①米経常収支の悪化、②米財政収支の悪化、③世界の外貨準備のドル離れの懸念だ(FT記事を参照)。米国株と米国債相場の「ダブル高」がちょっと行き過ぎだと投資家が感じ始めるなか、米政権の経済運営に危なっかしさが漂う。そんな年明けは「債券自警団」が動き出しドルが売られる構図となっている。FRBの金融政策にだけフォーカスを当てていると、この辺の舞台回しを見逃すことになる。

https://www.ft.com/content/c97aaf2a-fd19-11e7-9b32-d7d59aace167

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