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みんなで生き残るためにをサービスを解放します、まずは飲食業界へ。

KATALOKooo というwebプラットフォームをやっている、翠川です。

誰が、こんなことになるって想像できただろうか。何か事業を始めるときに、こういうことを想定して選んでるんだから文句いえない、とも言い切れない展開になってしまった。経済停滞は長期化懸念、企業には覚悟が必要ともう事業者は全員わかっているだろう。

未曾有の被害、記事中に日銀短観の業況が掲載されているが、中でも業種別宿泊・飲食サービスが大変なことになっている。

4月、さっそく動き出した人たちがのリリースがあった。

みんな、出来ることを考えて、それなりの速さ(おそらく、もうリリースできているひとたちは、多重決済などすっ飛ばしてすごい速さで取り組んだ人たちのはずだ)で動いている。下記のような取組も素晴らしいと思う。

私はというと、自分が持っているカードでできることを考えるしかない。私が持っているカードといえば、KATALOKoooとDEPAAATだ。

KATALOKooo(カタロクー)-オンラインショップサービス----『KATALOKooo(カタロクー)』のこと
DEPAAAT(デパート)-「KATALOKooo」に登録されている商品をセレクトし紹介するキュレーションサービス----ものづくりをしている人たちが好きすぎて、影響力のある人の力を借りて作品を拡散するシステムを作った話

さて、KATALOKoooとDEPAAATを使って、宿泊・飲食サービスに対して何かできることはないのか。私はもともと、文化的な暮らしに興味があるので、衣食住すべてに興味がある。また、才能のある人が好きだ。それは、アートやデザインというようなモノづくりだけでなく、食の芸術に従事するシェフ、五感でお酒をつくるバーテンダー、言葉でワインを表現するソムリエなど、センスと経験で出来ている人たちのことが好きで仕方がない。ワイナリーや酒蔵の方々の生きものとの繊細なモノづくりはまさに芸術だと思うし、農産物や海産物に関わる方々のライフワークたるや敬意しかない。人間の体に入る食べ物に関わる仕事の重さ、時間をショートカットせず向き合うしかない性質、それでも間違いなく誰かをわかりやすく救っている、本当に大変で大切な仕事だと思っている。飲食店の店長から社会人をスタートすることになったことも影響していると思う。

そんな人たちが、困っている。私にできることはなんだろう?やっぱり、当事者の人たちに聞かないとわからない。元々つながりがあり、#SAVERESTAURANTS #テイクアウトしよう という活動をはじめていた石川シェフに連絡をしたら、あったよ…!やれそうなこと!ということで、私は即効、飲食店のためにサービスを解放することを決めた。

おしゃれして出かけたいレストランも、いつもの仲間で予約するビストロも、ヨレヨレの飲み屋も、大人になってから行くようになったバーも。一番の問題は、私たちが、彼らが困っているというのに、どうやって支援したらいいのかわからないのだ。テイクアウトしよう!といっても、私は葉山在住なのでインスタで眺める大好きなお店のテイクアウトを買いに行けない。

じゃあ、「こういう支援して!」とシェフがいいやすいプラットフォームを作ってしまおう。やってみようかな!とだけいってくれれば、すべて揃っている。「ここに支援すればいいのね!」とユーザーにわかりやすい、そしてそのショッピングは不要不急を禁じられている者にとってはそれは潤いになる。そのことが、飲食店・酒販店・酒造に還元される。それが、ライブ配信ショッピング「お家でマリアージュ」だ。

“お家でマリアージュ”

シェフが料理に合うお酒を提案、オンラインでレストランの雰囲気をお家で楽しむプロジェクトだ。

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①シェフがレストランからライブ配信
②シェフおすすめの商品(お酒など)をお買い物できる
③届いたお酒をセットしてお家でマリアージュが楽しめる!

配信中の動画の下に商品が並んでいて、リンクから購入。商品には、レストランや酒造(ワイナリー、酒蔵など)、へ「チップする」という機能で応援することも可能。商品が届いたら動画で紹介された料理を再現しお家でマリアージュを体験。動画を再生しながら食することで、まるでレストランのライブ感を楽しむことができる。

*画像は、当プロジェクト立ち上げの石川シェフ中原くんがシェフに模してテスト配信したときのときのもの。

必要なのは先送りのサービスではなく、“今”できる価値交換なのだ。

売上が欲しい場合、販促をする。しかし、営業自粛を止む無くされている場合、これまでの施策はほぼすべて使えない。方向転換が必要だ。直説的に資金集めをした方がいいだろうが、何か資金が必要な場合、お金を集めるといえばクラウドファンディングという手が昨今当たり前になったものの、欠かせないルーティン(減ってこそいてもテイクアウト分を作るとか、通販の準備するとか)が日常の大半を占める人にとって、クラウドファンディングはなかなか難しい。真摯かつ上手な告知が重要だし、期間中は多くの意識を持っていかれる。大金を集めるために達成出来ればいいが、継続してやりづらい。要するに、シェフにはいまいち向いてないと私は思う。

KATALOKoooをはじめて、日々つくる人たちに向き合う事業を始めて早4年、作る人は自分で発信するのは苦手だ。シェフの人(なかにはもちろん得意な人もいるが)も苦手な人が多いように感じる。

だから、シェフの人や、ソムリエの人に向いていて、「価値交換」という形で資金を集められる、また継続可能な販促の新しい形をつくろう!ということになった。それが、ライブ配信ショッピングだと今のところ思っている。これやってみたい!という、それだけで、全てのお膳立てはこちらでするように整え、もうすぐ公開する。

KATALOKoooとしての展望も野望もなく、大切に思っている人たちが、生き残ることにつながるアクションのためにうちの仕組みが使えるのではないかと最大限考えた形だ。

この話を進めている中で、展望は?事業としてどこに声をかける予定か?コロナの収束後は?というような質問をいただいた際に、少しポカーンとしてしまった。企業としては当たり前のご質問だったが、直接お会いして温度感を伝えることのできない文字だけのやりとりだと、熱が伝わらず難しいとリモートの苦しさを体感した。細かいことはいろいろあるが、全員にとって少しでもプラスになるのであれば、一刻も早くやるべきなんじゃないか?とだけ思っているのが正直なところ。もちろん、ある程度プラスが出るために、策を重ねています。

そして、このことで集まってきてくれている優秀な人たちが、力を合わせて知恵を出し合っている。これがインフラ化できれば、もしかしたらアフターコロナ時代、あらゆる業種に汎用出来るんじゃないかと頭のどこかでは思ってもいる。

わかりやすい展望や、野望があるわけではありません。自分が想像できる範囲で、自分の周りの人たちに何ができるかしか考えられないけど、仲間になって話が聞ければ、その先に想像力が広がって少しずつ大きなことが出来ます。私の販促企画脳、有り余るやる気、お節介魂、大金叩いて作ったプラットフォーム総動員で、何か出来ることありそうでしたら何なりとさせていただきます。ここから派生して、色々企画仕込み中…。まずは、第一弾からですが、やれることやっていきます。

届け!!!

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翠川裕美( KATALOKooo 代表 )
サポートいただけたいた方は仲間と思って日々精進しようと思います。とりあえず、ビールを買って乾杯させていただきます。