自分の住む街に関心をもつことが、よいまちづくりへの一歩
こんにちは、電脳コラムニストの村上です。
まちづくりと聞いてどう思いますか? 自分にはあまり関係がない、行政や地元の企業がやっていること等々と考える人が多いでしょう。もしくは、自分の住んでいる街に愛着があるから、できることがあればしたい。けど、どうすればいいかわからない。そういう方もいらっしゃるかもしれません。
私もなんだかんだで25年あまり同じエリアに住み続けているので、なんとなく街に親しみがあります。こどもが小さいときは地域との関わりもそれなりにありましたが、いまではその機会もぐっと少なくなりました。そんなときに読んでなるほどと思ったのが、以下の記事です。
昔から通勤途中にある下北沢には、いまでもちょくちょく訪れます。どちらかというとサブカル系で育ってきたので、渋谷の裏や下北沢のカルチャーには影響を受けているはずです。なんといっても雑多な街が大好きで、個性的な店主の趣味が全面に出たお店やそこに集うお客さんたちがなんとも面白い。昔はレコード屋めぐりをしながら、そのようなお店を回るのが大好きでした。
下北沢に大規模再開発の計画が出たときには、反対運動が活発だったことを覚えています。しかし、いま行ってみるとすごくよい感じに街がアップデートされつつあり、人も以前より集まっているようです。特に、若者や外国人観光客なども来ており、昔に比べて多様性が増したと思います。渋谷が明確にオフィス街へと舵を切り、サブカル系が追い出された感じがするのとは対照的です。
上記の記事をみると、このまちづくりが関係する人々の議論から生まれたものであることがよくわかります。昔のニュータウンはマイホーム願望を叶えるものでしたが、働き手にとっては「平日寝に帰るところ」でした。コロナ禍を経てリモートワークなど多様な働き方ができるようになった今は、自宅や街で過ごす時間が増えています。身の回りの環境に関心を持つ人が増えることは、より良いまちづくりに不可欠だと思います。
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タイトル画像提供:t.sakai / PIXTA(ピクスタ)