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「直前に思い立ってフェスにひとり直撃する」謎の趣味について

夏ですね。
暑くなるとアホになるのか、普段は仕事・制作第一、着実に生きているのですが、8月に入ると若干羽目を外したくなってきます。

アホになったときによくとってしまう行動があり、それが「当日or前日に突然野外フェスに行きたくなり、宿も取らずに1人で突撃してしまう」こと。その直前まで無関心なのですが、なぜか突然猛烈に行きたくなってしまうのです。

1人でフェスなんか行って何が楽しいのか、とお思いかもしれませんが、1人だからできる楽しみもあるのです……

好きなアーティストを気にせず見れる

フジロックも最初の数回は友達と一緒に行っていたのですが、結局は好きなアーティストが違うので「じゃ、私こっち見るからあとで集合ね」と別行動になりやすい。また、豪雨&山の中の不安定な電波のなかで、再集合するのが結構大変で時間のロスが生まれやすい。
その点、1人で行くと「はぐれる」という概念がそもそもないので、自由気ままに観たいアーティストを観て食べたい時に食べて、24時間好きに使える自由があるのがたまりません。

「修行」としての側面 or サバイバル感覚を思い出せる

大人になるとそんなに無茶をすることもなくなるのですが、たまにアホな行動に出るとあえて自分の体力の限界、極限状態に挑むことになり、困ったことはなんとか自分で解決せねばならず、海外旅行中のような生存本能を味わえて良いです。
海外でひとりで油断してアホな行動に出ると最悪財産を失ったり死ぬかもしれないですが、「国内のフェスに1人で特攻する」だとまあなんだかんだ治安も良いので致命的なことにはならない、しかしサバイバル感は味わえるという……。

大自然の中で瞑想&アイデアブレストできるのも地味に良く、仕事や作品のアイデアが出てくることも多々。

人情、旅情に触れられる

勢いで行動するとあとで困ることも多いのですが、むちゃするとなんだかんだで助けてくれる人も現れることが多く、、

2013年のフジロックではトリのビョークを見たあと、「このあとどうすっかなあ……」とボンヤリ夜の泥沼に転がっていたらなんとそこに知人が通りがかり、ちょうど一人分空きが出た宿に泊まらせてくださったり(おかげで翌日も良いコンディションで楽しめました)

2009年学生時代に突撃したSense of Wonderではうっかり終バスを逃してひとり誰もいない山中湖の周りをトボトボ散策し、屋外の公衆トイレで夜を越そうと腹を決めたところで民宿を発見。本来開いてない時間だったのですがご厚意で格安で広間に泊めていただき、無事に生還しました(差し入れいただいたカップヌードルの美味さが忘れられない…)

旅情というか、人の優しさ・あたたかさが身にしみる体験が多かった記憶があります。

我ながら悪趣味だな〜と思いますが、「行きたいフェスあるけど、一緒に行く人が見つからない、諦めるか」と思ってる人は案外ひとりで突撃してみたら楽しめるかもしれません。

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メディアアーティスト、妄想インベンター。弔いロボや喘ぐ大根、仮想通貨奉納祭など謎の発明品多数💡文化庁メディア芸術祭優秀賞、アルスエレクトロニカ栄誉賞、総務省異能など。 日本経済新聞COMEMOキーオピニオンリーダー http://etsuko-ichihara.com/

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