トランプ大統領が米朝首脳会談の破談を突きつけたのを機に、北朝鮮が浮足立ちました。トランプ声明後、直ちに北朝鮮は会談希望の意向を表明する羽目に陥りました。「段階的な非核化」を高く売りつけようとした北朝鮮が、策士策に溺れた格好です。トランプ大統領はポンペオ国務長官、ボルトン大統領補佐官という強硬派で脇を固め交渉に臨んでいますから、北朝鮮の瀬戸際戦術が通用しない。「北朝鮮が一枚上手」とか「日本は孤立した」という常套句を重ねてきた識者たちが当惑するのも宜なるかな。土曜日には南北朝鮮が第2回の首脳会談を実施しました。韓国にも北朝鮮にも焦りの色がうかがえます。北朝鮮の非核化を求めてきた日本にとっては、「可能性の窓」が開いてきたように思えます。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31016760W8A520C1MM8000/?nf=1

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