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1万人✕1回よりも、100人✕100回買うブランド創り

1万人が1回購買するよりも100人が100回買ってもらうブランドを目指すと言う事は、LTVを重視したブランド創りをすると言うことです。更に言えば、1万人が100回買ってもらえるブランドをその先に見据えています。今回2回目のクラウドファンディングを新店舗で行っています。同様のタイトルを1回目の時に書きました。そのアップデートしリバイバルします。
ちなみに、最後にMakuakeを2回やってみた成功するポイントも所感としてまとめます。


Makuake開始10日間で1000万円応援購入突破!

長いコロナ禍を耐え、23年9月に新店舗を小田急線祖師ヶ谷大蔵駅徒歩2分の好立地で出店する事が決まりました。実に4年振りの新店舗です。

しかも、その業態はMinimalとして新業態になる“パティスリー”です。
その大きな挑戦に際して、Makuakeでクラウドファンディングを募集中です。是非以下リンクよりご覧ください。

そして、なんと7月20日開始してからたった10日間で応援総額は1000万円を超え、応援人数は900人に迫る勢いです。
応援頂きました皆様本当にありがとうございます。

個人的には、金額も当然嬉しいですが、何よりは応援人数を大事にしています。今900名という数字はとても嬉しい数字です。

なぜなら、ブランドを強くしていくには、コミュニティが大事だからです。単価が高い商品を少人数にかってもらう戦略よりは、単価は中程度で多くの人に届けるという戦略でMakuakeのリターンを設計しています。

メンバーシップ「Minimal Collective」での経験

22年より始めたMinimalのメンバーシッププログラムである「Minimal Collective」は購買金額ごとにステージが変わって行きます。

最上位ステージを「Impact6」と呼んでおり、年間Minimalでお買い物を10万円以上して頂いた方が対象となります。

昨年初めて導入した「Minimal Collective」ですが、正直Impact6に到達される方はほとんどいないのではと予想していましたが、なんと数十名を越える方々がImpact6に到達して頂きました。

1ブランドの商品をここまで愛して頂ける皆様と直接ふれあう機会がありましたが、皆様とてもすてきな方々であることは言うまでも無く、その用途は自家消費からプレゼントまで多岐にわたっていました。

共通点は、
「Minimalを美味しいと思ってもらっている事」
「ブランドに共感してもらっている事」
そして、
「(少し大げさに言うと)人生の欠かせないアイテムとしてMinimalを日常に取り込んでもらっている事」でした。

このようなお客さまに直に触れてご意見を頂く事で、ブランドが目指すべき姿のヒントをたくさん頂きました。

1万人が1回買うブランドより、100名が100回買って頂けるブランド創り

LTVが高いお客さんが集まるブランドコミュニティを創っていく事は、人生という長期的な時間軸で100回以上Minimalのチョコレートを買って頂けるお客さんをたくさん創っていく事です。

実は前回のnoteの時は、万人受けして出入りの激しい一見さんを取り続ける戦略はとらないと明言していますが、4年経って思うことは、機能として1万にリーチしてまず1回買ってもらうことは大事だと認識を改めています。

そして究極は1万人に100回買ってもらう事。
つまりは、人生の中で100回買いたい(人生において付き合っていくブランドになる事の比喩です)人を一人でも多く増やす事が大事なのだと思います。

前回からの学びによる会員権の設定変更

祖師ヶ谷大蔵店宜の外観イメージ

前回のMakuakeを実施した時に続き、新店舗の会員権を目玉の一つにしています。しかし、前回と今回では会員権の中身を変えています。

▼会員権の“中身”の比較
前回(2019年):会員だけしか変えない特別な商品を買える権利
今回(2023年):1年間、何回でも全商品10%offで買える権利

前回は「限定感や特別感」をメインしていましたが、今回は「継続感やお得感」をメインに据える変更にしています。

これも100回買うブランド創りへのアップデートです。

また前回から同様にしたポイントは、魅力的な商品を絞って訴求することです。前回は「ガトーショコラ」で、今回は「クッキー缶」です。

ブランドを共感してもらう際に、シグニチャーを商品力で一点突破する事を基本思想にしております。
「商品が魅力的(期待出来る)という初期認知と、実際に届いてその期待値を超える」事ができると自信がある商品を前面に打ち出しました。

もちろん、会員権も必ずクッキー缶がセットでついてきますので、ご期待ください。

100回買って頂けるブランド創りの実験的な取組みとして前回の学びからアップデートしたMakuake取組みです。
まだ続く(23年9月15日までです)ので、ぜひご興味持って頂いた方はリンクを覗いてみて下さい。

番外編:Makuake成功に向けて学び

今まで2回Makuakeを行い、
前回は、1600名越え・1600万円越え。
今回は、開始10日時点で800名越え・1000万円超え。
とありがたいことに多くの方にご支援頂きいております。

現状でMakuakeを上手く活用するポイントをまとめてみます。

・初速が大事
これはMakuakeの方からも教えてもらった事ですが、プロジェクト開始1時間の初速でプロジェクトの成否が決まるといっても過言でないということ。開始1時間でどこまで応援頂けるかで、その後の進捗度合いが変わることは2回のプロジェクトを通して実感しました。初速を高めるために、具体的には知り合いにDMや個人・会社SNSで周知徹底する事です。これ地味で地道な事ですが、とても大事です。個人的にはなるべく開始直前に告知して、開始直後にリマインドするというのが良いかと思います。

・リターン(=訴求するもの)をシンプルに絞る
今回は会員権とクッキー缶というシンプルなリターンにしました。
当初はクッキー缶以外もバラバラと商品を並べていたのですが、途中で一番自信のあるクッキー缶に絞る決断をしました。一方で、学びはクッキー缶のビジュアルが強く、初動がクッキー缶に流れ、会員権が思ったよりもでなかったということです。実は会員権にもクッキー缶はセットでついてくるのですが、クッキー缶の売切れ後にその事が上手く伝えきれていないので、そこは今リアルタイムでわかりやすさや訴求する方法を改善工夫しています。

・社内(関係者内)の内輪をまず盛り上げる
プロジェクトはある種のお祭りです。その時にまず社内や関係者という内輪がどれだけこのプロジェクトに注目していたり、楽しみにしているかがとても大事です。当事者が盛り上がっていないプロジェクトが共感される事はありません。社内でこのプロジェクトの意義を伝えたりすることで、個々人からの告知など、協力体制をつくることが重要な要素です。

・告知を丁寧に、頻度高くする
今回はプロジェクト発表前から、「●●に重要な告知があります」といった期待感醸成のコミュニケーションを含めてかなり丁寧に行いました。
具体的には「明言する前から発表告知→リリース→進捗報告→御礼→進捗報告・・・」と言った感じです。初速が成功した後、どうしても勢いは落ちるのですが、プロジェクト期間中に丁寧に喚起し続ければ、毎日少しずつですが応援者は増えていきます。プロジェクト側の熱量を継続し続け(むしろ、後半に向けて熱量を高め続け)ることがとても大事だと思います。

以上が2回行った上での気づきです。
少しでも今後プロジェクトをご検討の方にご参考になれば嬉しいです。

ぜひ応援購入はこちらから

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最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは私がブランド経営やモノづくりを行う中で悩み失敗した中からのリアルな学びです。何かお役に立てたら嬉しいです。良い気づきや学びがあれば投げ銭的にサポートして頂ければ喜びます、全てMinimalの活動に使いたいと思います^_^