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ニューノーマル時代のチームに必要なのは「さんまと余白」

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。

冬の到来も間近。それに伴って新型コロナウィルスも第3波が到来か?というニュースを見ることも増えてきました。個人的には有効なワクチンが行き渡るまでは一進一退の状況が続くのかなと考えていまして、時差出勤や在宅勤務などを組み合わせたニューノーマルな働き方を試行錯誤する日々もしばらく続くとみています。

4月頃と比べるとリモートワークを経験した方が増えたのか、会議の設定の際に「(対面かリモートか)どっちにしますか?」と確認する場面も増えてきました。もちろん業種・職種に依るとは思いますが、大企業の経営層の方はかなりリモート比率が高まっている実感があります。

日本経済新聞社が6~7月にかけ、国内主要企業の経営者を対象に実施した「社長100人アンケート」では、88%(125人)がコロナ禍に「在宅勤務・テレワークを経験した」と答えた。数日からほぼフル実施まで頻度は様々だが、予想以上に多くの経営者が今回在宅勤務に挑んだ。

一方で、

深い話がしづらいなどのもどかしさを感じた。対面で話せば雑談から気付きやヒントが得られたが、会議を減らせばそれも減る。オンライン会議では雑談が生じにくい。

という課題を感じている方もいらっしゃいます。私もまさに同じことを感じている毎日です。

議題を設定しないで集まる「オフィスアワー」やオンライン飲み会、その他様々な工夫をしている方も多いでしょう。しかし、出勤と在宅が混在しているようか職場ではどうしたらよいでしょうか。いまではだいぶ減ったと思いますが、「喫煙所コミュニティ」が重要な情報収集の場であった時代もありました。出勤と在宅との間で情報格差が出ても困ります。

働き方の多様化は今後増えることはあっても、減ることはないでしょう。そのとき、職場はどのようなことに注意すればよいのか。以前仕事で対談をした楽天ピープル&カルチャー研究所代表の日高さんから、研究所が出しているガイドラインを教えていただきました。

新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に、私たちは突如、働き方を変えざるを得なくなりました。
時差勤務や在宅勤務など、「時間」や「場所」に縛られない働き方を経験したことによって、今後、さらに働き方の多様化が加速すると考えています。選択肢の増加に伴い、企業も個人も、自らの進むべき方向性を自律的に選択することが求められる時代になっていくことでしょう。
こうした変化の中で、私たちは今こそ、ニューノーマル時代に合った持続的なチームの在り方を考える必要があるのではないでしょうか。そのきっかけとなるよう、楽天ピープル&カルチャー研究所は、「コレクティブ・ウェルビーイング」に関するガイドラインを作成しました。本ガイドラインでは、持続的なチームの在り方を検討する上で、「企業」と「働く個人」の両側面から、3つの要素「仲間」「時間」「空間」(三間)の設計と、それぞれに「余白」を設けることが大切だと考えました(三間+余白)。

私たちはどうしても働く環境、つまり「空間」(ハードウェア)の話ばかりしていました。それ以外にも「仲間」や「時間」といったソフトウェアに相当する部分。そして、社員が持続的に本来もつ能力を発揮できる環境を整える上では「余白(間)のデザイン」がとても重要である、とのことです。

研究所のサイトには詳細なガイドラインやチェックリストも用意されており、特に経営者や人事の方には非常に参考になるでしょう。その中にあったツールに「さんまサイコロ」というのがあり、これも面白いです。

さんま

(楽天ピープル&カルチャー研究所 > ツール集 > さんまサイコロより)

1on1やチームMTGでのアイスブレイクにも利用できそうなツールですよね。カスタマイズして自分のチーム独自のサイコロをつくってみても面白そうです。

対談の詳細は以下のサイトにアーカイブが残っていますので、ぜひチェックしてみてください!


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タイトル画像提供:桐谷とうしろう / PIXTA(ピクスタ)

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