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出勤しないとできない仕事、どれくらいありますか

ビジネスパーソンにとって通勤時間はもはや「人生の一部」です。自宅から会社まで1時間かかる場合、月20日出勤すると月40時間、年480時間。1年のうち20日間を通勤時間が占めていることになります。でもこれって、本当に全部必要な時間でしょうか。

会社ではできないことも

自分の仕事のうち、会社にいないと絶対にできない仕事の割合がどれくらいか、考えてみたことはありますか? もちろん業種や職種によりますが、社外では何ひとつできないという方は、それほど多くないのではないでしょうか。

一方で、会社にいたらできないことは誰にでもたくさんあるはずです。特に育児や介護は、仕事との両立に悩み、仕事を諦めてしまう方も多いのが現実です。

在宅ワークの実態は

自宅で仕事ができれば通勤に時間を取られないし、仕事の合間に家族の世話をしやすいはず――そんな在宅ワークの実態を描くのがこちらの記事です。

印象的なのは、会社には充実した子育て支援制度があるのに、女性上司に「私ができたんだから、あなたもできる」と毎日出勤するよう求められたというエピソード。まだまだ理想通りにはいかない部分もあるようです。それでも、合理的な働き方が当たり前になれば、働く人だけでなく会社にも社会にも大きなメリットがあります。台風のなか必要もないのに出社しないといけない人がいない社会であってほしいと思います。

新連載「Answers」

今回の記事は、10月から始まった日経電子版の新連載「Answers」からご紹介しました。多様化する働き方や社会の変化に戸惑いながらも、答えを探す人たちの群像を描きます。原則土曜更新です。

(日本経済新聞社デジタル編成ユニット 森下寛繁)