中国の5Gは正式スタートから約半年経過。医療現場で大活躍
日本でもついに5Gのサービスがスタートしたんですね!
まだ対応エリアが少ないようですがこれから普及してくるのでしょう。ただ値段が高すぎてびっくりしました。日本人金持ちですね、中国はもっと全然安いです。。
今までもnoteで中国の5Gについて何度か紹介してきました。見返したら中国で5Gサービスが正式スタートしたのは昨年の9月1日でした↓
今回は中国5Gの今の活用例について紹介します。
■新たなインフラをリードする存在
言わずもがな、5Gを含めたネットワーク環境はとっても重要なインフラになりつつあります。特に昨今のリモートワーク環境推進もありネットワークトラフィックがとても高まってきているのです。
中国共産党中央委員会政治局常務委員会は3月4日、5Gネットワークやデータセンターなどの新インフラ建設の進捗を加速させることを強調。特に5Gを新たなインフラのリーダーと位置づけました。
また、中国電信と中国聯通は3月12日に「今年の第3四半期に全国25万カ所の5G基地局の建設を完了させる」と発表しました。 そして最大のキャリアであるチャイナモバイルは「2020年末までに5G基地局を30万局建設する」としています。2020年中には多くの場所で5G通信が普通になりそう。
この5Gインフラ構築により通信事業者はもちろん発展するのですが、それに関する企業や5Gを活用するサービス産業と個人情報消費の急速な発展を推進するでしょう。その規模は10兆元以上に達すると推定されています。
■5Gインフラを感染症対応に活用した事例の数々
5Gを使った事例も以前に紹介したことがあります↓
これ以外にも、例えば肺炎治療にも活用されています。数日前に浙江省人民病院の遠隔超音波医療センターで、中国電信の5G技術を使用して700キロ離れた病院の超音波ロボットを遠隔制御し肺炎患者に超音波検査を行いました。
ミスの許されない医療現場では5Gの「大帯域、低遅延、優れた接続性」の特徴はとても重要。この環境を整えるため、HuaweiやZTEなどは全国の100以上の主要病院に5Gネットワークのカバレッジを提供。武漢の野戦病院にも5G環境が整えられましたし、病院を建築する様子すらも5Gを使って24時間生中継されていました。
また医療資源を柔軟に動員するための「5Gライブビデオ」などが実用化され医療に貢献しているそうです。
専門ではないのでどれほどの精度なのかなどのことはわかりません、でも遠隔地でも診断できそう。遠く離れた場所で、患者と接しなくても診断や治療が行えるのは医療に革命をもたらすと期待です。
■経済と社会への影響
5Gを使った夢物語はあらゆるメディアが語っていますが、現実的に近い将来どこに使われていくのかが気になります。
南京郵電大学の「王春晖」教授は「新世代の情報通信技術としての5Gは「2-8の法則」になる。従来の消費者向けインターネットに20%、IOT、特に産業用インターネットに80%が使われる」と語っています。
中国は5Gの活用に本気です。報道では2030年までに中国の産業分野における5G関連投資(通信機器・通信サービス)は約2000億元とも予想されています。ビジネスのチャンスに溢れていそう。
中国での活用例は細かいのを入れればかなり増えてきました。日本での活用事例も調べてみたいですね。
(参考資料)