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さらに桜の季節が好きになる、”桜”についてのあれこれ

3月があっという間に終わりそうです。

ついこの前(しかも2月!)at Will Work のカンファレンスが終わったと思ったら、次はPlug and PlayのSummit。東京・京都・大阪と3ヶ月のプログラムの成果発表会を、オフライン・オンラインのハイブリッド形式で実施しました。

怒涛の1ヶ月が終わって、週末をゆっくり過ごせるタイミングで、桜がちょうど満開の時期に。あちこちにある桜が満開で、暖かい日々で、春って本当に素敵だなと改めて感じました。

緊急事態宣言は解除されましたが、今年も残念ながら各所でのお花見は禁止に。今日は吉祥寺にある井の頭公園に行く機会があったのですが、大学時代お花見を楽しんだ思い出の地も、記事にある上野と同じように入れないようになっていました。仕方ないですけどね・・。

2018年、まだパンデミックが起こる前に関西大学が発表した調査(PDF)では、日本のお花見の経済効果は3月下旬から5月上旬の約2ヶ月間で計算すると、6,517 億4,013万円になるとのこと。そしてBBCの記者の記事によると、特に観光業界においては観光収入は4000億円以下と、前年の3分の2以下になるとのこと。ちなみに2018年の記事を見ると、この時期の京都のホテル稼働率は95%だったそうです。

例年通りの桜の楽しみ方ができない一方で、新しい楽しみ方の取り組みも、今年はさらに増えたように思います。記事にあるようなドローンやVR/ARでの取り組みや、自宅に桜が届いて楽しめるものも。以前イベントでご一緒したアフロマンスさんの「SAKURA CHILL HOME」の取り組み、今年も素敵でした。

新しい取り組みのことを調べると共に、毎回気になるのがその起源。3月17日に公開されたコマツの大橋会長の経営者ブログに記載されていました。

花見についての最も古い記録は平安時代初期、嵯峨天皇が南殿内の桜を愛でて宴を繰り広げたものです。その後、貴族に広まり、当時、夜桜も楽しんでいたそうです。

桜の歴史は、日本最古の「古事記(712年)」に記載があるそうです。「木花開耶姫(このはなさくやひめ)」と呼ばれる女神が登場するのですが、寿命が短い記載から桜だと言われているとか。

大橋会長の記事にも語源についてこのような記載がありますが、穀物の神が宿る「神聖な樹木」として、古事記に記載されているさらに前の時代では祭られたとも言われているそうです。

「さくら」という言葉の語源は、「さ」は穀霊(田んぼの神様)を表し、「くら」は神様や霊などが宿る場を指し、両方を合わせたものと言われています。

毎年この桜の季節を楽しんでいるのに、意外と語源やお花見の起源って気にしたことがありませんでした。そして気になるとどんどん調べたくなるのが不思議なところ。日本五大桜(1922年(大正11年)10月12日に国の天然記念物に指定された5つの桜)なんてものもあるんですね。

そしてコマツの大橋会長の経営者ブログでもう一つ新しく知ったのが公益財団法人「日本花の会」です。こんな取り組み、あるんですね。花をこよなく愛した河合良成(当時コマツ社長)の提唱により1962年に創設され、桜を中心に美しい地域環境づくりをされているそうです。

約2週間ほどしか楽しめる期間がない桜。それでも桜には、人それぞれ様々な思い出があると思います。私にとっては、花びらを帽子に入れようとみんなで競い合った小学校の時の国立の桜だったり、大学の時に友人たちとお花見を楽しんだ井の頭公園の桜だったり、子供の頃から弟と一緒に写真を撮った実家近くの桜だったり。最近は、3拠点での初のSummitが無事に終了した後に京都の嵐山の高台で観た桜も思い出深い桜の一つになりました。

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今日は風も強く、舞い散る花びらも沢山。今晩の雨でだいぶ散ってしまうかもしれません。でも散ってしまった後の葉桜も美しいし、春はまだまだこれから。こんな時代だからこそ、一つ一つの季節を楽しんでいきたいですね。


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