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「誰もが誰かのインフルエンサー」な時代だからこそ #勝手にアンバサダー のススメ。

日経COMEMO KOLの西村(@souta6954)です。

今回の日経COMEMOのお題は #インフルエンサーで売る時代は続くのか です。

Instagram、Twiter、YouTube、TikiTokなどのSNSで多くのフォロワーを抱え、影響力を持った人のことをインフルエンサーと呼ぶようになって久しいですね。

そうしたインフルエンサーを活用して商品を広めていくことをインフルエンサーマーケティング、と言ったりします。

元々は外部のインフルエンサーに自社の商品のPRをお願いする、というパターンが一般的でしたが、最近では自社のスタッフ自らがSNSでフォロワーを増やしてインフルエンサーとして発信して販促や広報に活かしていく、というケースも増えてきているそうです。

インフルエンサー=有名人ではない。

「インフルエンサー」というと、フォロワーがXX万人のスゴイ人、というイメージを持った方が多いかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

こちらの記事によれば、世間的な知名度や人気があるタレントだけが「インフルエンサー」ではないと書かれています。

某お菓子メーカーでは、アレルギーに対応したクリスマスケーキが一般人のUGCによって拡散された事例がある。アレルギーによりケーキを食べられなかった子どもに「この商品のおかげで初めてケーキを食べさせてあげられた」という趣旨のツイートは、あっという間に2,000を超えるリツイートがされた。ツイート主と同じようにアレルギーを持つ子どもの保護者や子どものころに自分もアレルギーが原因でケーキを食べられなかった人たちなどによって、拡散が広がったのだ。

 拡散の発端となったツイート主のアカウントは100人ほどのフォロワーしかいなかった。この事例からは、発信力が強くはない人も大きな影響力を持っていることがわかる。

筆者注)UGC=User Generated Contents(一般ユーザーによって作れられたコンテンツ)のこと。

フォロワー数が100人ほどだったとしても、「〇〇が良い!」という純然たる気持ちでツイートしたことが震源地になって、一気に商品が広がっていく、ということが実際に起こっているわけです。

そういう意味では、仮にフォロワーが数人、数十人だったとしても、自分の発信したコンテンツ(ツイートやInstagramでの投稿、動画など)によって、誰かの行動に影響(Influence)を与えていたとしたら、それはもう立派な「インフルエンサー」なんですよね。

#勝手にアンバサダー のススメ

ぼく自身、今となってはTwiterでもnoteでもフォロワー数がそこそこいて、こうやって日経COMEMOでKOLをさせてもらっていたり、LinkedInで認定インフルエンサーをさせてもらっていますが、それはつい最近のことです。

フォロワー数が今よりもずっと少なかった頃から、好き好んでやっていることの一つに #勝手にアンバサダー というものがあります。

この記事👇は7年前、しがない会社員だったときに書いたブログです。

いわゆる「アンバサダー」というのは、その商品やサービスを作っている企業から公式に任命されてやるものなのですが、「勝手にアンバサダー」というのは、企業から任命されたわけでもなんでもなく、完全非公式に、まるでアンバサダーかのようにその商品やサービスの魅力や素敵なところをシェアする!というものです。

非公式で勝手にやっている活動なので、いくら発信していたとしてもお金は1円ももらえません。笑

「1円にもならないのに、なんでやるの?」

とよくツッコミをいただくのですが、この発信活動のエネルギーの源泉は純粋な「自分が好きなモノを、自分の周りの人にも好きになってもらえたら嬉しいな!」という気持ちなのです。(もちろん押し付けはしない)

アイドルやアニメなど「推し」がある人は、「推しを推す」感覚と近いかもしれません。

「推しは推せるうちに推せ」ってやつですね(?)。

*脱線しますが、「推しを推す生き方」にフォーカスした小説『推し、燃ゆ』が芥川賞を受賞したのはとても感慨深いものがありました。

「推しを推す」とどんないいことがあるか?

「勝手にアンバサダー」というのは、要するに自分が愛してやまない「推し」のことを「推す」活動のことを指すわけですが、上述の通り「1円ももらえないけれど、推しの魅力が自分の周りの人に伝わってファンが増えることそのものが嬉しい!」というモチベーションでやっています。

【推しのブランドまとめ】
- KINTO(タンブラー/急須/湯のみetc)
- ANKER(モバイルバッテリーetc)
- objcts.io(カバン、財布etc)
- 千休(抹茶フィナンシェ/抹茶ラテ)
- Minimal(チョコレート)
- ファクトリエ(アパレル)
- Allbirds(スニーカー/ウェア)
- ニールズヤード・レメディーズ(アロマオイル)
- Medicha(瞑想スタジオ)
- SONOS(スマートスピーカー)
- forucafe(グラノーラ/コーヒー豆)
- 美濃加茂茶舗(日本茶)
- KAGUA(クラフトビール)

ごくごく一部ですが、僕は👆のブランドがとても好きで、日々SNSで発信したり、誕生日プレゼントにかこつけて贈りつけたりしています。笑

そうすると、ある日突然こういうことが起こります。

この「あるブランド」のなかの人から、「西村さん、オフィシャルアンバサダーになりませんか?」とオファーをいただけたのです・・・!

そして今年1月、愛してやまないAnkerのアンバサダーに就任させていただくことになったのです。

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金銭報酬がいただけるわけではないですが、プライスレスなアンバサダー特典がいただけるのだそう。

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製品体験もイベント招待も限定デザイン製品も、全部最高すぎる特典ですよね・・・!

半年間、買うかどうか悩み続けていた #ouraring を坂田 一倫さんの激烈なレコメンドによりついに購入!したのですが、早速今朝サイジングキットが届きました🙌 8種類のサイズからぴったりのサイズのものを選んで正式オーダーすると後日本体が届く流れ。 早く試してみたいな〜〜

Posted by 西村 創一朗 on Friday, January 22, 2021

つい最近、Oura Ringという睡眠トラッキングデバイスを買ったよ~と投稿したら、それに対してもたくさんコメントがついたり、「西村さんの投稿を見て僕も買っちゃいました!」という方が現れたり。

言わずもがな、 #勝手にアンバサダー は完全なる自己満足です。笑

それでも、自分の「自己満足な発信」が、自分以外の誰かが新しいモノやコトと出会うきっかけになって「良い情報を教えてくれてありがとう!」って感謝されたり、そのモノやコトの「ツクリテ」の方に「発信してくれてありがとう!」と感謝をされて、それによってさらに自分自身が満足する。

自己満足な発信によって誰かの「満足」を生み、自分ももっとハッピーな気持ちになる。

これ、最高の循環じゃないですか?

みなさんも、もし「推し」のモノやコト、ヒトがあったら、ぜひその溢れる思いや偏愛を言葉に乗せて発信してみてください!

その発信に救われる人、助けられる人は必ずいて、彼らからの「ありがとう」によって、自分自身も救われる。

そんなハッピーの循環を感じるきっかけになるはずです。

#勝手にアンバサダー になって、今日から「誰かにとってのインフルエンサー」になってみませんか?






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