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ロックダウンに備えた、テレワークとオンライン家庭学習のコスト含めた体験レポート

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新型肺炎の欧米での爆発的な増大と、感染が拡大している国からの渡航者によって持ち込まれる症例数の増大から各国では国や地域をロックダウン(封鎖措置)する動きが加速しています。

突然、小池東京都知事の口から飛び出した「ロックダウン」という言葉と首都圏の自粛要請。突然、テレワークや学校閉鎖になると、導入の準備をすることも難しいでしょう。

シンガポールの学校も4月1日から1週間に1日は自宅学習を実施します。また、デジタルデバイスにアクセスできない学生には支援が提供されます。仮に学校閉鎖になったとしても、オンライン学習に慣れておけば、来たるべき時にオンラインにスムーズに切り替えることができます。

子供の習い事にも規制が入り、オンラインに切り替わるスクールが増えています。シンガポールのすごいところは、習い事の規制の発表から数日の間にオンライン学習に切り替えてしまうところです。

ローカルのマンツーマンのピアノ教室に通っていましたが、Googleハングアウトで先生と授業をしました。導入のガイダンスもYoutubeやEメールで事細かく説明がありました。講師側もすごく慣れていて、子供の指を見ながら授業をし、必要なら資料を表示してくれました。

私も海外在住なのでミーティングはSkype、Zoom、Googleハングアウトなど慣れており、夫もITで専門家です。いざ実践してみると、どちらかの側での、音、マイク、ネット環境、など問題が出る場合もあるようです。

ピアノレッスンのオンライン化は技術的には全く問題なかったのですが、未就学児など低年齢だと親の負担が大きいと感じました。一人でiPadを置いておき、学習ができる年齢ではないからです。また、親が一緒にいると甘えて一人の時に比べるとやらないという別の問題もあります。

学校の授業のオンライン化はインターアクティブではなく、指示通りに教材をやらせるというもので、共働き親だときついです。。

オンライン学習の導入コストとしては、iPhoneでもできますが、iPadがある方が画面も大きく便利です。また、学校から指示されたアプリでiPad専用のものも含まれていました。値段は3万5000円程度からです。小さい子供だと落とすリスクもあるのでカバーや保険なども必要でしょう。私立だと、学校によって支給される学校と持っていることを前提の学校とあるようです。

また、ピアノなど習い事に必要な道具の購入やレンタルなども必要になります。写真のピアノはメルカリのような海外の中古品売買サイトで安く譲っていただきました。

在宅ワークや在宅学習の導入当初は混乱もあるでしょう。それでも仕事と学習することを止めるわけには行かないので否が応でも皆がデリバリーサービスのように、テレワークやオンライン学習を試さざるを得ないと思います。

また、長期的なメリットとしては、オンライン学習が一気に進むと、将来的に海外の有名なピアニストのレッスンを受けたり、英語の学習を日本で行うなどがより安い料金でよりたくさん受けられることに繋がるということです。

ただ、当面は夫婦共働きで在宅ワークなのに、小さな子供が家にいて、その在宅学習を仕事の合間にサポートしなければならないという無理ゲーを強いられることになります。

学校では2月頭の段階でe-ラーニングの準備をITスタッフが進めていたので、こんな日が来るのだろうとは予測していました。そして、それに備えて、締め切りがかなり先の仕事も学校がある間に前倒しにやっていました。でも、1年など長く続くとなると、かなりしんどいですね。。

ただ、子供の方が適応していて、読書アプリを開いて英語の勉強を勝手にしたり、遠く離れた友達とfacetimeで遊んだり、Google Lens( グーグルレンズ)で遊んだりしています。たくましい。。

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