ドイツの脱石炭、「壁ドン」
ドイツの脱石炭を議論する委員会が壁ドン(女の子が気になる男の子にされてドキドキするやつではなく、壁にどん詰まり)だそうです。
ドイツは、再生可能エネルギーで電気の3割以上をまかなえるようになったものの、その調整役として石炭・褐炭火力発電所を稼働させているのでCO2の削減があまり進んでいません。2020年目標は達成できないことが明らかになってます。
そのため、やっと成立した新政権のもとで、脱石炭・褐炭に関して議論する委員会 が組織されることが閣議決定されました。(正式名称「成長・構造転換・雇用委員会」)この委員会の主導を、経済省と環境省のどちらが採るかで結構な主導権争いがあったと側聞していますが、内務大臣・労働大臣も加えた4大臣が共同運営することになったそうです。
脱石炭・褐炭をどう進めて、温暖化目標を達成するのかを議論するする予定だそうですが、5月にドイツで政府関係者にヒアリングに行った際にも、「この委員会がどうなるか、どういう結論を出すかは全く見通せない」とのコメントでした。
さて、どうなりますか。