再エネというヒーローを支えるのは、実は”悪役”になっている火力発電と言う話。

12月になると、国連気候変動交渉の会議(COP24)が開催されます。今年はポーランドです。寒いだろうなー・・・(涙)

さて、COPの場などではいま「石炭」は目の敵にされている感。確かに将来的には石炭だけでなく、すべての化石燃料への依存度を低減していくことが必要でしょうが、いま急にそれをやれ、と言ってもできないのですよ。石炭などの代わりに電気を作り出すヒーローとして「再生可能エネルギーがあるじゃないか!」と言われるのですが、そのヒーローを支えるにも、人間がコントロールできる発電所が必要です。蓄電技術が破壊的に安価で大量に普及するまでは。

火力発電をいかに高効率にしていくか、そして、火加減調節を素早くできる発電所にしていくかということも併せて考えなければ、社会の低炭素化は進みません。石炭関連の投資や技術開発が逆風な中ですが、こういうことをちゃんとやっておくことの価値はあると思っています。

http://ieei.or.jp/2018/11/takeuchi181119/

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