窓際じゃない、出島だ。COMEMO Business Night Outリポート
浴衣姿の女性たち、ビール片手に赤ら顔のサラリーマン…。
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そんな夏祭りの雰囲気が楽しい東京・神楽坂で26日、「会社の中で自由に働くためのとっておきの方法を語ろう」 〜窓際じゃない、めざすのは出島だ COMEMO Business Night Outが開かれました。
本日の登壇者は、自称21世紀のブラブラ社員、倉成英俊さん(左から2人目)。
creative project director。電通Bチームリーダー。アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所所長でいらしゃいます。
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もうひとかたは、サラリーマンの虎、こと仲山 進也さん(左端)。
仲山考材代表/楽天大学学長。シャープ株式会社を経て、1999年に社員約20名の楽天株式会社へ移籍。2000年に「楽天大学」を設立されました。
お二人が明かす、日経本社での打ち合わせの時にのエピソード。お二人とも、リュックしょって、手にはカフェオレ。普通と違う名刺。確かにその通りでした(私もその場にいましたので。あまり打ち合わせはしませんでした)。
本日のキーワードは「出島(でじま)っぽい」働き方。倉成さんは実際に長崎で出島を見てきたそうです。「去年見た中でもベストデザインプレイス」と言い切ります。仲山さんも倉成さんに影響を受けて出島を訪問。出島そのものを熱く語ること約10分。鎖国していたからこその出島。閉じているから意味があった、といいます。
仲山さんは、会社の人とはとほんど接点がなく、会社の自分の席がなくなっていたりするそうです。一方の倉成さんは、社にいることも多いが、週に15分も自分の席に座らないそうです。う~ん、確かに出島っぽいですね。
さて、話題は本題の働き方に移り、「組織におけるポジションの変遷」がテーマに。中央ステージ→創業ステージ→窓際ステージ→出島ステージ→離島ステージ→衛星ステージ、との変遷がスライドに。会場の皆さんに、いまどこにいるのかうかがいます。さすがに衛星ステージの方はゼロでした。
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ここで突然、司会のCOMEMOスタッフ桜井から、会場の皆さんに質問。
(A)組織の中で自由に働くことは可能だ
(B)組織の中で自由に働くことは難しい
ご自身の働き方はAなのかBなのか。5分間、周りの方々と話し合ってもらいました。さすが、意識高い参加者の皆さん、わいわいがやがや、結構、いや、かなり盛り上がります。
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続いて、会場の皆さんから質問をポストイットで受け付けます。
Q:「浮きませんか?」
A:「流れるためには、浮いていないと運ばれません。浮くと、よい出合いが増える(仲山さん)」
Q:「仲間やつながりはどうつくるですか?」
A:「大学生のとき、試験前のノート借りを今も続けている感じ。個人として、人としてチャーミングな人とつながりたい(倉成さん)」
「自分が情報発信してると自分が理解されて、自分の好みの人が集まってくれる(仲山さん)」
Q:「上司とはどういう関係ですか」
A:「上司って誰?って感じです。人事考課フリーなので。三木谷さんとは1年に1回も話しません(仲山さん)」
「電通Bチームをつくるときは、上司4人からそれぞれ条件を聞いて、条件を満たした。ただ上司が異動すると大変(倉成さん)」
Q:「自分勝手と自由との違いは?」
A:「自由(自分に理由がある)の対義語は、他由(他人に理由がある)と考えた(仲山さん)」
「働く上での自由とは、目的に対して筋が通っているか、いないかではないか。違和感あるとストレスがたまる(倉成さん)」
この後は、ネットワーキングで盛り上がりました。みなさん、ご参加、ありがとうございました!
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