見出し画像

”どこでも働ける”は結構難しかった4年前

Facebookは●年前の投稿を振り返ってくれるのですが、今日は4年前に自分だけにした投稿が。4年前の投稿は、チリのサンチャゴの空港でした。前日キューバで風邪をひいて、ぐったりしながらイースター島に向かう途中だったと思います。

4年前、お金のデザインで仕事をしながら1ヶ月だけ世界一周をさせてもらう、と言うことをやっていました。入社前に世界一周チケットを買っていて1年の予定を1ヶ月に、かつ休暇ではなく働きながら・・という事を許可していただいた当時の上司や周りの人々は改めてすごいなぁと今更ながら思うのですが、9/1は出発してサンフランシスコ→カンクン→キューバと3ヵ国目が終わったところでした。風邪のせいで耳抜きがうまくいっていなかったのと、キューバのインターネット環境があまりよくなくて思う様に仕事ができなかったのと、多分様々なことが重なっていたのだと思います。

at Will Workを立ち上げるためにGoogleを辞め、3月にお金のデザインに転職、5月にat Will Workを社団法人として登記。そして8月24日に日本を経ってしばらくした頃、です。

働き方って難しい。自分一人じゃないし、全部調整できないし、全然思ったようにいかない。そのなかでどうやってベストを尽くすか。

思いっきり悩んでました(笑)

長く営業の仕事をしていて、PRに転向したばかりの時期。振り返ると無謀、という一言に尽きますね。当時ちゃんと準備して出発したはずなのに、この投稿。全文読むと当時のモヤモヤしている感じをありありと思い出すことができます。

毎年9/1のこの投稿がそのときの気持ちと、at Will Workの立ち上げ、”働き方”というテーマになぜ取り組むことにしたのか、私に思い出させてくれます。

あれから4年。

at Will Work設立後の2016年6月2日に、「ニッポン一億総活躍プラン」が閣議決定され、2018年6月29日には働き方改革法案が成立、2019年4月1日から改正法が適用開始。様々な事例が生まれていく中で今年、2020年に新型コロナウイルス感染拡大がさらに”新しい”働き方を後押ししました。”ワーケーション”(ワーク(労働)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語)の話もここ数ヶ月でとても増えました。日経新聞の電子版で検索すると全期間で151件なのに対してこの1年間で122件、今年の3月以降だと83件、ここ1ヶ月で43件とここ最近で増えていることがわかります。

実は・・・at Will Workの2018年のカンファレンスで、日本航空の人財本部長の方にご登壇いただいたのですが、その時に話していただきたいとお願いしたのがJALのワーケーションの取組でした。チリでのあの想いを思い出して、記事を見つけた時に絶対話してもらいたい!!とお願いしに行ったのを覚えています。

私の世界一周も今で言うと”ワーケーション”(そもそもこの言葉自体は2000年代からアメリカであるそう)。あの時はすごく落ち込んでいましたが、最終的には経験できたことはものすごく大切な財産になりました。

リモートワークはこれからも様々なやり方が増えていくはずです。ワーケーションも然り。色んな働き方ができる社会がこれからさらにどう育まれていくのか、楽しみです。

ちなみに4年前のワーケーションは、チリの後イースター島に行きましたが、イースター島で取材同席していて、記者の方が全然信じてくれなくて困ったのも思い出しました(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?