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ポリアモリーへの批判を真摯に受け止めてみた。〜その1〜

先日、フジテレビの「とくダネ」という番組でポリアモリーが特集された。

ポリアモリーとは、合意を得た上で複数の人と同時に恋人的な関係を持つ恋愛スタイル。これまでポリアモリーについて書いたシリーズはこちら

特集されたのは「1パーセントの社会学」というコーナー。社会学者の古市憲寿さんがポリアモリーについて話し合うポリーラウンジに参加してみた、という内容だった。

放送後、#ポリアモリー はTwitterのトレンドワードに入るなど大きな反響があったが、その9割は批判めいたものだった。

実はこの取材、僕はコーディネートの手伝いをしていた。当日は仕事で参加できなかったが、それがなければ僕も出演して批判を浴びていた可能性は十分にある。

そこで今日からは、Twitterで挙がったポリアモリーに対するいくつかの批判について、誠実なクズとして真摯に受け止め、複数回に渡って僕の考えを書いてみる。

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(読了までは2〜3分、お付き合いください)

💢批判1:不倫や浮気を正当化しているだけ

おそらく最も多かったのがこの種の批判だ。

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■そのポリアモリーは偽物?

そもそもポリアモリーの複数恋愛はお互いの合意が前提なので「不倫」や「浮気」には該当しない、と反論したくなるが、たぶん批判の真意は違う。

批判している人たちが言いたいのは「お前たちは複数と関係を持つために、ポリアモリーという言葉を利用しているだ!」ということだ。

彼らの中に「本物」や「偽物」という概念があるかはわからない(おそらくポリアモリー = すべて偽物 という認識だろう)が、ポリアモリーの中でも結果的にポリアモリーなのは許す(本物だ)として、手段としてポリアモリーを利用するのは断じて許さん(偽物だ)、とする批判はよくある。

構造にするとこんな感じ。

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おそらく冒頭の批判をした人たちは、ポリアモリー = 全員左側の人たちと認識したのだろう。批判対象はその目的だ。

■どんな目的ならポリアモリーは認められる?

先ほどの構造だと、ポリアモリーはその動機(目的)によって批判対象になるかが決まる。

ではどんな動機なら認められるのだろう。

そこでポリアモリーに関する座談会、ポリーラウンジで実際に語られてきたポリアモリーに興味を持った理由を列挙してみる。

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これらは複合的で連動しているし、理由は複数あることの方が多い。

具体的には、上記の2〜3個の理由が蓄積して「ポリーラウンジ行ってみようかな」となるケースがほとんどだ。

ちなみに僕は①が強い。離婚をきっかけに再度、一夫一婦制を前提とした人生を歩むかを考えた結果、選択したのがポリアモリーというライフスタイルだった。

話を戻す。

ここまでの話をしても、冒頭のポリアモリー批判をする人たちは「その①〜⑦なんて⑧を正当化するための綺麗事でしょ」と一刀両断するだろう。

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これに対しては特に反論するつもりはない

と言うのも、これは受け手の脳内の問題だからだ。

送り手がいかに「⑧の目的はない」と主張しても真実はわからないし、受け手が脳内でどうしたって⑧に帰結するなら議論の余地はない。

要するに受け手による「セックスが目的でもないとポリアモリーなんて信じられない」という深層心理から生まれるのが冒頭の批判だろう。それだけ脳内が「恋愛=セックス」と言う発想に支配されているとも言える。

性欲が人間の三大欲求とはよく言ったものだ。

逆に言えば、僕も深層心理では⑧だけが目的で、それを必死に否定するためにこうして1,700字も書いているのかもしれない。

だとしたら「ほら、抱えているのは同じ悩みじゃないか」と歩み寄りたくもなる。

■正直、目的よりも同意が大事

さて、色々と書いた挙句に恐縮だが、正直僕は動機や目的なんて(⑧も含めて)人それぞれでいいと思っている。

ポリアモリーとして大事なのは必要なステップを踏んでいるか。

つまり「相手の同意を得ているか?」がポイントだ。

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同意が微妙であれば、ポリアモリーというよりノンモノガミー(1対1の恋愛関係ではない)くらいに表現を留めておく必要があるし、同意を得ていない複数恋愛はやはり浮気や不倫になってしまう。

さて「ポリアモリーは同意の問題だ」とすると今度は次の批判がはじまる。

それは

💢ポリアモリーなんて、相手にガマンを強要しているだけ

だ。

これについては、以下の批判と合わせてまた次回にでも。

💢批判2:なんでも新しい名前をつければいいってもんじゃない
💢批判3:相手にガマンを強要しているだけ
💢批判4:子供の気持ち考えた?かわいそう
💢批判5:美男美女ならわかるけどブスばっかじゃん

今日はここまで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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モヤモヤしたらパワーポイント。本業は若者研究や採用コンサルなど。著書は「広告のやりかたで就活をやってみた」。プライベートは人間関係に名前をつけないリレーションシップアナーキーやポリアモリーを実践中。日経COMEMOのキーオピニオンリーダーやってますが、クビになる可能性もあります。

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