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創造性や独自性はアーティストの専売特許ではない

昨晩は「不確実性の時代にアート思考をどう活かすか」、お足元の悪い中。たくさんのご来場を本当にありがとうございました!いらっしゃった皆さまの熱気にあてられ脳が興奮気味です。

イベントの最後に言いそびれたことについての補足的なメモとして……(イベント内容については色々と超絶わかりやすいレポートを上げていただいてるので前段をすっ飛ばして続きを書かせて頂きます)

自分としては、最後にお話したように「アーティストの清貧幻想を破壊したい」という思いがあるのと同時に、
日本において根強い「一般的なビジネスパーソンに個性やユニークさはいらない、組織の駒でいい」という風潮も破壊したい気持ちがあります。

独自性やユニークさ、枯れない初期衝動は全ての人が潜在的に持っている

イベントの最後にモデレーターの若宮さんが「予想以上に僕たちは自分の人生を生きていない。立場や組織、肩書きといったものを背負って演じる割合があまりにも多かったりする」といった趣旨の発言をされていたのがエモでした。

「自分の人生や存在に根ざした根源的な動機を強く持ち、それを具現化させていく」ことにアーティストという人種は特化してトレーニングしているのですが、
そういった根源的なモチベーションというものは特別な人だけのものではなく、誰しも持っていることだと思います。あくまで「どれだけ表に出ているか=露出しているか」「採掘プロセスが進んでいるか」の差であって、潜在的な総量としては大差ないかと。

いわゆる「アート思考」をビジネスに活かしていくにあたり、
サプリメント補給的に外部からアーティストをブチこんでいく&協業していくというやり方ももちろんありなのですが(アーティストとしては個人的にもありがたいのですが)(お待ちしております😊)、
それはある意味「創造性やユニークさを外注する」ようなもので、それよりも「自分たちの中にある創造性を掘り起こして内製する」方が良い気がしています。事業担当者本人が、「自分の人生をかけてやりたいことは?作り上げたいことは?」「強く動機を持てることは?」「なぜ今の時代に自分がそれをやるのか?」と自己探求を繰り返す視点をもつことにむしろアート思考の本質的な意義があるのかもしれないなと思いました。

内発的なものなので、もちろん外部からの刺激で気付くこともあるかもしれませんが、基本的には本人が内省と自己探求を繰り返して、人生をかけて発掘していくものだろうと思います。
修行のようなプロセスではあるので、息の長い話なのですが……

(あれ?でもこういう内省や自己探求のサポートとかワークショップ&フレームワーク化できそうだな……)

(ビジネスパーソン総アーティスト計画みたいなものを水面下で推し進めてみようかなと思い始めてきました……)

(To be continued……)

なお、こちらの記事のヘッダー画像はイベント公式プロモ動画から拝借しました。驚くべきことに、この動画は日経COMEMO運営の永吉さんが自前で作ったという衝撃の事実を知り、アーティスト性が発露しているビジネスパーソンの事例をまた発見して嬉しくなった次第ですw


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