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「どこでも暮らせる家族」に進化するための10のリスト

どこでも働ける時代、動けない自分へのモヤモヤ

新型コロナウイルス禍や働き方改革を背景に、テレワークの浸透や地方移住、フレックスタイム制などで仕事場の多様化が進み、そんな実感を持つ人は少なくないのではないかと思う。

独身や子供がいない家庭の同僚たちが、地方ワーケーションをしている。そんな景色も増えてきたなと思っていた。

一方で、2歳半の息子がいる私は、毎日同じ場所で働いていた。
子育て世帯になると、保育園環境がない場所で働けない。会社がリモートワーク環境を整えていくれている一方で、毎日、家と保育園と公園の往復をしていた。

きかっけは、食事中に妄想を言葉にしたこと

『いつか海外で暮らしたい』

学生時代からそんな思いを持っていたが、私は、子供の都合を考えて、その夢や憧れにずっとフタをしていた。子供が大きくなってからのタイミングを待とうと思と考えていた。

近くに保育園などがないと、仕事ができないし、子供もまだ小さい。子連れで海外を実現できるのは5年、いや10年後なのではないかなという考えが頭をよぎった。

しかし、『人生はいつ終わるかわからない』

何かのきっかけがあったわけではないが、つねづねそんな考えがある私は、自身の理想と、現実の間にあるこのモヤモヤを、家族3人で休日の昼ごはんを作っている時に口に出してみた。

『ちょっと妄想しているんだけど聞いてくれる。どこでも働ける時代なんだし、私達って海外で暮らしてみることってできないのかな。』

すると、パスタを茹でていた夫からは

『ん!?海外暮らし、分かんないけど....やってみたいね〜』

という思いがけずポジティブな反応が返ってきて、びっくりしたのを覚えている。

そんな会話から3ヶ月後、私たちは、家族3人で5週間のシドニーワーケーションを実践することになった(滞在概要を軽くまとめてみた)

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何を準備すればいいのか!?手探りの3ヶ月間

「子連れ海外ワーケーション」とインターネットで検索しても、何の情報もヒットしなかった。

それも当たり前

コロナ禍で各国が国境を閉じていたし、リモートワークも今ほど浸透していなかったからだ。

毎日、インターネットの海にダイブして探しても、出てくる情報は
・短期の海外子連れ旅のノウハウ
・単身者の海外ワーケーションの体験記
・(現地に家族がいる場合の)国際結婚家族の移住事例
だった。

そして、ほぼ全てが、コロナ禍前の体験談だった。

コロナ対策は各国によって方針が異なる。また保育環境や生活環境も過去3年で大きく変化していた。そのため、私は、事前準備する際の情報は、出来るだけ2022年代に公開された情報に限定し、現地の方に今の情報をヒアリングしに行く形で進めようと決めた。

『どこでも働ける時代』に、『どこでも暮らせる家族』へ進化したかった

「子連れ海外ワーケーション」やってみたいね!

そう言ってからの3ヶ月間

(インターネット上でほぼ情報がない中での)準備は本当に大変だった.....
毎朝5時に起きて、1時間だけリサーチしたり、保育士を探したりする時間をとっていた。仕事時に発揮する集中力を、私は3ヶ月間の事前段取りにかけた気がする。

政府機関や、ブロガーのHP、オーストラリアの報道番組など色々なものに目を通して、人生初の子連れ海外ワーケーションの段取りを進めた。

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その結果、人生初の『子連れ海外ワーケーション』を5週間やりきることができた。この経験は私に大きな自信をくれた。

子供が小さくても大丈夫
親も子供も無理なく、楽しく、海外を旅しながら働くことは出来る

保育園がなくても、子供が小さくても、しっかりと準備していけば、子供も自分たちも安心して、暮らしたい町で働ける。

『どこでも働ける時代』に、『どこでも暮らせる家族』に進化できた感覚がある。今後も、子供の年齢によって、また自分たちの仕事状況によっても変化していく物が多いと思うが、夫婦で理想を妄想し、しっかりと事前準備をして、トライ・アンド・エラーを繰り返していけたらと思う。

同時に、もし、1年前の私と同じように、子供のために「旅」することを諦めている家族がいるのであれば、少しでも私たちの失敗談・体験談を参考にしてもらえたらと思う。

つたない文章でもいい。どんな小さな体験談でも、ノウハウでも、ネットの海に出していくことで、(おこがましくも)「子供がいるから動けない....」と諦めている子育て世帯の選択肢を増やせたらと思っている。

場所に縛られず、いろいろな場所で働き、暮らせる家族が増えることで、親も、子も、自由で幸せに暮らせると感じている。

私達が帰国してから3ヶ月後の10月に、政府は海外旅行の上限撤廃を検討し始めた(日経新聞)。これまで入国時に求められた陰性証明も必要なくなった。

新しい時代に、新しいライフスタイルに挑戦してみようそう思う方に向けて、体験談を書いていきたい。ぜひマガジンをフォローいただけると嬉しいです。


子連れ海外ワーケーションの記録は、Instagramに載せています。


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