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中国でのコロナ自粛による消費の変化。日本でもトレンドになるかも

日本では自粛が延長されるようですね。皆さん、どうぞ感染に気をつけて頑張ってください!

中国では経済活動が戻ってきていて、新型コロナウイルスによる社会の変化やビジネスについて様々な議論や分析が行われています。

先日「自粛期間の前後で人々の消費に変化が起きているのが明らかになってきている」というコンテンツを読んだので紹介しましょう。

まず報道されていたのは、「华兴资本」が年齢、職業、性別関係なく無作為に1000人の調査を行った結果。5割がコロナウイルスの流行期間中に消費支出の減少を経験したが、その理由は主に「需要なし」「供給不足・需要抑制」に集中。 コロナの流行が過ぎ去った後に急速に回復すると強気に予想されていました。

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また、4月28日に発表された「乐信研究院」の「疫病後時代の若者の消費動向報告書」では全国の3327人の若年層を対象に、「所得期待度」「消費意欲」「導入意欲」「消費のグレードアップ傾向」の4つの観点から調査していました。

これもかなり強気な結果で、62%は所得は変わらないと回答、さらに、65%が今後支出を増やす、そして30%以上が消費拡大に意欲的であるとの回答でした。 若者が将来をポジティブに考えていることがとても良いですね。

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↑所得について、61.9%の人が前年からの減少はない、27.2%の人が10~30%の増加、9.3%の人が30%以上の大幅な増加、11.7%の人が大幅な減少とのこと。

若者の3分の1以上が支出を増やすことに関心を持っているとされていて、若者が最も増やしたい支出のカテゴリーは「5G携帯電話」「ファッション・フットウェア」「スポーツ・ヘルスケア」「外食」など。5G携帯電話が最も意欲的で全体の33.2%でした。

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↑ファッションなどへの消費はもっと落ち込むと思いきや2位の33%。

そして、消費の内容も変わってきているようです。これは自粛前の去年の11-12月と自粛後の今年の3-4月の変化を比較したもの↓

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なかでも面白いのは化粧品の売上の変化。3月のショップのアイシャドウの売り上げは、口紅や香水の売り上げを上回り、2月比で300%増となってます。

マスクがデフォルト装備の時代になりましたので、口紅を披露するチャンスも限られマスクで匂いもわからない。それよりも肌荒れをケアしたり、露出してる部分で変化をつけようとするトレンドが加速してるのかもしれません。

ちなみに北京のレストランではマスクを保管しておくためのマスク用の袋をサービスしてくれるお店が多くなってきました。

これもWithコロナ時代のトレンドになるかと思いますよ。コロナ騒動では先輩の中国でのトレンドはきっと日本でも参考になると思います。

(参考資料)

https://www.jiemian.com/article/4217833_foxit.html

http://finance.southcn.com/f/2020-04/29/content_190823992.htm

https://www.iimedia.cn/c1061/66963.html


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中国情報局@北京オフィス
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