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最近、2024年入社に向けて学生の方の面接をする機会が増えています。

就活といえば自己分析ですよね。

「自己分析」という言葉、就活をすでに初めている学生はもちろん、まだこれからの大学1、2年生の学生もいずれ必ず耳にするでしょう。しかしながら、「就活といえば自己分析」という具合に、皆さんにとって、就活開始=とりあえず自己分析だ!といっても過言ではないくらいこのワードだけが一人歩きしている気がしています。


⑴自己分析をすることが目的ではない


最近の就活生を見ていると、自己分析をすること自体が目的になっているように感じます。
先輩に、「就活ってどうですか?何から始めればいいですか?」って聞くと、「とりあえず自己分析やっとけ!」みたいなことを言われていないでしょうか?あるいは、ネットで調べてみたら、「絶対内定!自己分析のやり方」なんて記事が大量にヒットするのではないでしょうか?


断言しますが、こういったツールを思考停止のまま鵜呑みにして、自己分析をしても意味ないです。例えば、本屋に並ぶ就活本やネット記事に書いてあるような、「あなたの強みは何ですか?」とか「あなたの悲しかった出来事は何ですか?」とかこういった質問ありますよね?ほとんどの就活生は単純にこの質問に答えるだけで、その先の意味あるアウトプットに繋がっていません。この自己分析という4文字がいけないと思っています。自己分析ってだけでやってる感が出てしまいます。
本質は、自分自身を的確に理解して意味のあるアウトプットにつなげることです。


⑵何のために自分を理解するのか?

それじゃあ何のために自己分析をするのか?という話しになってきます。少し話しが壮大になりますが、人生を大局的に考えた時、それは「自分が生きていく上での目的を知ること」になるのではないでしょうか?生きる目的を導き出すために自己分析をする、ということです。

ただ、いきなりこんなこと考えてもほとんどの人がわからない訳です。でも、「生きる目的」を達成するその手段のひとつとして、必ず「就職活動」というものが存在すると思います。

つまり、短期的にはとりあえず自己分析の目的は、「就活のための自己分析」と定義して差し支えないと考えます。そうすれば、それが後々自分の生きる目的を知ることに、ないしは己を知ることに繋がります。

こんなことを言うと、就活のための自己分析なんて、そんなテクニックじみたことはけしからん!と思う人もいそうですが、この方が合理的ですし、就活のための自己分析自体が己を知るためのプロセスなので騙されたと思って信じてみてください。


⑶私が考える自己分析

ではどうやって自分を理解するのか?これまで説明してきた、自己分析の目的も踏まえて、3つのポイントに絞って解説していきます。

⑶-1 目的意識を明確にする

繰り返しになりますが、「何のために」やっているのか、これを常に考えてください。先ほども話しましたが、「就活のため」です。言い換えるならば、面接官が自分を正しく理解し評価してくれるように、まずは自分自身が自分のことを適切に理解する、ということです。常にこの目的を忘れずに念頭におきながら自己分析をやりましょう。

ちなみに、就活のためにとは言っていますが、「どこの会社に就職するか?」以前に、「そもそも就職自体するべきか?」という問も出てきますので、私は会社に就職なんてしないから別にいいや、と思っている人も自己理解は大切ですので一度ぜひ考えてみましょう。

最近、学歴やらキャリア設計が多様になっているので、もしかしたら高校生ぐらいでやったほうがいいかもしれないぐらいです。

今はコロナを経て大学に行く意味すら無いのではないか、みたいな考え方も出てきてますし、はたまた、大学卒業してすぐ起業する人も増えてきてますから、はやい段階で次どうするのか、決める目的で自己分析やるのがよいでしょう。

自己理解は大切です。

ですので、話を戻しますが、自己分析をするときは、目的意識を明確にして、何のためにやっているのかを常に意識しましょう。

⑶-2 「なぜ?」を繰り返す

でも実際に自己分析をはじめよう思っても何からやればいいか分からないという人は多いと思います。まず、自己分析のツールは正直何でもいいと思います。先輩から聞いた実際の面接での質問でもいいですし、書籍に書いてある想定質問でも何でも構いません。

重要なのは、質問に対するレスポンスを考える時のです。

何を意識すればいいのか。

いろいろ大事なポイントはあると思いますが、特に私が大切だと感じることは、なぜ?を繰り返すことと抽象と具体を行き来することだと考えています。

例えば、冒頭の「あなたの強みは何ですか?」という質問。普通なら一言「忍耐力です」と言ってそれを裏付けるエピソードを話して終わりじゃないでしょうか?それじゃあ単純すぎます。もっとなぜを繰り返して自分を深ぼってください。そのエピソードの中には自分が行った意思決定やその時の感情がたくさんあるはずです。何でその時その選択を取ったのか、なぜその時そう感じたのか?ひたすらなぜ?を繰り返してください。

かの豊田自動車の社内の仕事の進め方でも、なぜ、を5回繰り返しなさい、そうすれば、本質にいきつく、という考え方がありますよね。


⑶-3 アウトプットする先を意識する

そしてもうひとつ大事なことは、最終的にアウトプットする先を意識することです。すなわち、就活の場合は「質問に対する答え」を受け取る「面接官」ですね。質問に対してあなたが回答したとき、その面接官はどんな印象をあなたに対して抱くと思いますか?そこまで考えて答えることを常に意識してください。面接官の質問の意図は何なのか?面接官、すなわちその会社が求めていることは何なのか?これらを念頭におきながら、自己分析の段階から最終的なアウトプットの先をイメージしましょう。

もしかすると、その会社が求めていることと自分という人間がマッチしないなと感じるときだってくるかもしれません。それでもその会社に行きたいと思うのか?それはなぜなのか?それさえも自己理解のプロセスだと思います。

今回は就活生が陥りがちな「意味のない自己分析」について解説しました。自己分析というワードに引っ張られ過ぎずに、常に何のためにするのか?という目的意識を持って自己理解を進めましょう。


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