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自己肯定感が低い自分を捨てる方法~日常生活の中で見つける小さな成功と自信~

 Potage代表・コミュニティアクセラレーターの河原あずさです。突然ですが、2024年の残り11か月で捨てたいものがあります。何かというと「自分自身を卑下する傾向」です。特に「家事育児」に関して自己肯定感を下げ続ける、そんな自分自身を、もう今年のうちに捨て切りたいなと思っています。

 いきなり真面目な話から入りましたが、これには流れがあります。僕は、Voicyという音声配信アプリで毎日10分程度のおしゃべりを配信しているのですが、毎週日曜日には「ゆるっと内省の日曜日」という、1週間の出来事の振り返りをして、そこから気づきを得ていくという「自分自身を見つめる」放送をやっているのです。

 その中で、家事や育児における妻とのあれこれ(平たく言うとケンカ)を振り返る中で出てきたキーワードが「自己受容」でした。

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※記事の下敷きになった放送です。ぜひお聴きください!


家事と育児における自己受容の旅

 自己受容とは、自分の長所と同じくらい、短所や失敗も受け入れ、それらを自己成長の糧とする力です。僕は仕事においてはこの自己受容がこの10年くらいで上向き、安定してきたのですが、プライベート、こと家事や育児においては非常に上下動が激しく、それが自身の劣等感につながり、結果として妻に対して反論をしたり、感情的になったり部分が多かったのです。

 そもそも独身時代の僕は、自他ともに認める「家事弱者」でした。家事らしい家事はほとんどやっておらず、食事もすべて外食で、掃除は散らかったら適当に片づける程度。ごみ捨てもためにためてから出す(もっとも自炊を一切しない分、生ごみが少ないので実害は少なかったのです…)、水回りも気が向いたら軽く磨くだけ、と、今から思うと、これを生活と言っていいのか?というレベル感で日々暮らしていました。基本的に、家とは、寝に帰るだけの場だったのです。

 一方で、妻は「家事強者」でした。自宅は常に整い、カビと菌を嫌うので水回りも徹底的にきれいにし、もちろん毎日ごみを出し、バランスのいい食事を自炊して食べ、床には髪の毛一本落ちていませんでした。

 そんな2人が同棲することになったのだから、実力差は歴然でした。そして、家事スキルの不均衡に対する妻からのクレームは強烈でした。もっとも、だんだんと妻は、僕が家事をさぼっているのではなく「ただ家事という概念が存在していない」という事実に気が付き、徐々に態度を軟化させ、辛抱強く僕を教育していくスタンスへと変わりました。おかげさまで僕は、一定レベルの家事スキルを身に着けることができたのです。ああ、ありがたや。

 ただ、家事がそこそこ回せるようになればなるほど、妻に対する僕のコンプレックスは高まる一方でした。そして「妻に認めさせたい」と思えば思うほど、一つのミスが起きるとへこんだり、抜け漏れが指摘されると焦ったりすることにつながります。結果、自己肯定感も下がり、しかし自己防衛的に、妻に対して「頑張ってやっているのになんてことを言うんだ!」と不満を言うループに陥っていたのです。その結果訪れていたのは「自分は何をやってもできないやつなのだ…」という自己卑下の感情でした。

家庭での修羅場から訪れた転機

 しかし、昨年の12月に、ターニングポイントが突如として訪れました。家庭内パンデミックの到来です。妻と2歳の息子がインフルエンザにかかり、家事と1歳の娘の育児の全てが、僕に委ねられることになったのです。その結果、綱渡りな状態ではあったものの、妻と息子の看病と、娘の育児と、家事全般を、破綻なくこなすことができました。

 この経験は、僕にとって、非常に重要な成功体験となりました。「自分はやればできるのだ」という実感につながり、結果として「家事や育児において自分をマイナスに見ることは、もう卒業していいんじゃないか」と思えたのです。今回のパンデミックは、決していいことではなかったですが、「自己卑下からの卒業セレモニー」と考えれば、僕にとってはプラスしかなかったのです。

 家庭の修羅場において、家事と育児のタスクをしっかりと回せたことは、自分自身に自信に与え、成長の実感を強めることができました。今現在、とても健やかな気持ちで原稿を書いていますし、このような自分のマイナス感情を発信できていること自体が、自分自身の受容度が上がっている証だと思うのです。

 自己受容は、自分をより深く理解し、自分自身に対する優しさを育むことから始まります。つまり、自分の弱点や失敗を認め、それらを成長と学びの機会として捉えることが重要です。

 今この文章を読んでいる方の中にも、自分に自信が持てなくて、何か失敗やミスが出たときや、周りとの摩擦が起きたときに、負のループに落ちることがある方はいらっしゃると思います。

 しかし、僕たちが日々の中で直面する壁の数々は、単なる困難ではなく、学びを得るための機会なのです。まず自分の弱さや、自分にできること・できないことを理解し、受け入れることで、私たちはより深く自分自身を受け入れることができ、感情を整理しやすくなったり、周りと自分を比べずに自分のペースを適切に保てたり、周りの人たちとのコミュニケーションをより円滑にしていくことができるようになります。

 自己受容を上げることができると、日々の小さな成功から学び、それを自己肯定感の向上につなげることができるようになります。そして、この積み重ねこそが、より楽に、より生産的に生きるための鍵となるのです。

マネージャーにとっても自己受容は大事ですよ、というお話はこちらから

自己受容がもたらす「他者を受け入れる力」

 家事や育児に悪戦苦闘しながら、妻とも時にケンカをしながら、それでも小さな成功体験を蓄積できたことは、僕自身に「自分を受け入れる方法」を教えてくれたように思います。どうしたって、自分には、できることとできないこと、得意なことや苦手なことはあります。その事実を受け入れながら、より自分たちが健やかに家庭を運営できるように、タスクや役割を持ち合うことができると、結果として家庭の人間関係の質は向上し、家族は、心理的安全性あるコミュニティとして、変化してくるのだと感じています。

 コミュニティにおいての「自己受容」は、とても重要な概念です。自己受容のレベルが高い人がいるコミュニティでは、そのコミュニティ全体がより健全に、かつ効果的に機能する傾向があります。なぜなら、自己受容が高い人は他者の多様性を受け入れ、寛容でオープンな関係を築き、場の心理的安全性を高めることができるからです。

 また、自己受容を高めることは、自分自身と周囲との関係性を改善することにつながります。自己受容が高まることで、他者の短所に対してもより寛容になれ、お互いのいいところを引き出しあうコミュニケーションがはぐくまれるからです。このように、自己受容は、個人の内面的な成長だけでなく、より広いコミュニティにおける相互理解と支持の基盤を築く重要な鍵なのです。

 では、具体的にどのようにして自己受容を高めることができるのでしょうか?まず第一に、自分自身の感情と向き合う時間を設けることが重要です。日々の出来事と感情の動きを記録しながら振り返ることで、自分自身に対する深い理解を促進し、自分を客観視する力を育てます。

 次に、日常の小さな成功体験に気が付くことも大事です。これは、自己評価を高めるための非常に有効な方法です。例えば、仕事での小さな達成や家庭での平和な1日の出来事などにおいて、日々の成功体験を見つけ出し、自分自身の価値として受け止めることで、自己受容の力を強化することができます。

 自己受容は、私たちの日常生活や仕事、そしてコミュニティ形成において、非常に重要な役割を果たします。自己受容の力を高めることは、自分自身の幸福感を高めるだけでなく、周囲の人々との関係を豊かにし、コミュニティ全体を強化することにつながるのです。

※編集協力 横田真弓(THE MODERATORS & FACILITATORS受講生)
※画像の生成、および文章の生成にChatGPT(GPT-4)を活用しています

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