GDPへの重要度が下がる家計調査

家計調査は需要側の代表的な消費統計ですが、昨日公表された供給側の消費統計である9月の小売業販売額は前年比+2.2%、前月比+0.8%ですから、前月からの動きは整合性がありますが、前年比のかい離が少し大きすぎます。

小売業販売額はインバウンド消費も含まれるとか、家計調査は世帯当たりの消費という定義の違いもありますが、やはり家計調査がサンプルが少ないので精度に問題があると思います。

更に、GDPの確報値は供給側の統計から推計されることもあることから、これまでGDP速報の個人消費は需要側の動きが5割程度反映されていたのですが、7-9月期のGDP二次速報から需要側の動きを3割程度しか反映しないように推計方法が変わります。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL30HFS_Q7A031C1000000/

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