AIは「魔法の杖」でも「全知全能の神」でもない。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35932210Q8A930C1MM8000/
日本の主要企業の6割が人工知能(AI)運用に欠かせないデータ活用で課題を抱えていることが分かった。製品やサービスの開発、事業開拓などAIの用途は新たな分野に広がりつつある。だが必要なデータが不足していたり、データ形式が不ぞろいで使えなかったりと、AIの導入に戸惑う事例も多い。欧米を中心に企業のAI活用が急拡大するなか、「動かないAI」が増え続ければ世界競争に出遅れかねない。
少しでもAI/機械学習/ビッグデータ/データアナリティクスをかじったことがあれば分かることなのですが、
AIに学習させるためには膨大な教師データがないとそもそもAIは無用な長物です
。同様に、ただデータがあれば良いわけではなく、教師データがゴミデータでも無意味です。分析・活用できるカタチでデータを持っておかねばなりません。AIの技術力はもちろん重要ですが、それ以上に重要なのはデータそのもの。
AIはあくまで
「道具」
です。料理に例えると、
「調理器具」
にすぎません。データという
「食材」
があってはじめて
「調理器具」
の良さが活きるのです。そういう意味でリクルートはゆりかごから墓場までのデータという素晴らしい食材と、AIの技術基盤という調理器具の双方を持った最強の会社と言えます。
「AIバブル」の今、どこの会社も「猫も杓子もAI」という状況だからこそ、
「それで、そのAIにはどんなデータをどれだけ食べさせていて、どんなアウトプットを出せるのですか?」
と突っ込んでみることをオススメします。
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