スタートアップエコシステム協会、始動しました!
本日2022年3月30日、新しい社団法人を立ち上げました。一般社団法人スタートアップエコシステム協会、です。
今年1月の年頭記者会見で、岸田総理が2022年が「スタートアップ創出元年である」とお話され、大きな話題になりました。
そして今月、経団連が発表した提言「スタートアップ躍進ビジョン~10X10Xを目指して~」にも様々な方々の反応がありました。
スタートアップは魔法の杖のように経済を活性化させたり、大企業のビジネスを上昇させたりできる訳ではありません。ですが、スタートアップに寄せられる期待は高く、世界を見ても多くのスタートアップが新たな価値を生み出したり、産業を活性化させたり、そして雇用を生み出しています。多くの国でスタートアップを支援する仕組みが取られており、今までも多くの取り組みがされています。
それでも、圧倒的にスタートアップの数が少なかったり、投資額が少なかったりとまだこれからできることは沢山あるのが今の日本の現状。そしてシリコンバレーが中心だったスタートアップエコシステムは、今や様々な国・地域・都市でそれぞれ展開・発展しており、だからこそ”創出元年”と改めて位置付けることでブーストしようという動きなのではないかと考えています。
ではブーストしていくために、よりスピードを早めていくために何が必要なのか。それがエコシステムの形成、そして活性化だと思います。誰が取り組む、のではなく全員で取り組む必要があるのです。先ほど圧倒的にスタートアップの数が足りない、と書きましたがStartupCommonsの定義を見てみると、人・スタートアップ・組織が”いる”ことで新しいスタートアップを生み出すシステムができる、そしてそれをスタートアップエコシステムと呼ぶとあります。
スタートアップを創出するのであれば、エコシステムの形成・活性化はなくてはならないものなのです。でも、そんなことは多くの方が既に知っています。そして私たちPlug and Playも日本のスタートアップエコシステムを活性化するために、5年前に日本オフィスを立ち上げました。
ではなぜ今"協会”なのか、と思われる方もいらっしゃると思います。構想自体は3年くらい前からあり、エコシステムを形成するプレイヤーは増えているものの、その点と点がなかなか繋がらないので線に、そして面にならないと感じていました。それでも個々人の繋がりで連携することはできます。もっと早く、大きく成長しなければ1社ずつでできることには限界がある・・・でも点はあまりにも多く、誰かがいつかまとめてくれるのではと考えていました。そんな時、昨年10月にCICさんの1周年イベントのパネルセッションに呼んでいただいた時に、そんなことを考えたりもします・・・という話から最終的に「協会、作りましょうか」という話に(!)。
いつかやる、のであれば今がその"時”なのかもしれない。こういうのは勢いが大事だよね・・・と思い、イベント終了後に協会の構想をまとめた企画書を作成し、パネルでご一緒した皆さんにお送りしました。
そこから5ヶ月。いろいろな議論を重ねる中で、”協会”という集う場所を作り(StartupCommonsの定義だと"仮想的な場”ですね)、そこに人も情報も集まってくることでエコシステムの形成・活性化に寄与できるのではと思い、改めて法人を設立することになった・・・のが今日です。
昨日は、CIC Tokyoさんでメディアの方々をお招きし、そして協会設立にあたり様々なアドバイスをいただき設立にご賛同いただいた賛同者の方々にも参加いただき記者発表会を行いました。
また、冒頭には小林大臣、そして賛同者にもなっていただいた平井議員、平議員にもご参加いただきました。皆さん即Tweetされていました!
まずは設立のご報告を。どんな取り組みを行なっていくか、などはまたご報告できればと思います!
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