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益々注目が集まるヘルスケア分野のスタートアップ

スタートアップ企業やベンチャーキャピタルなどの動向を調査・分析するCBインサイツのレポートが大好きなのですが、特に新型コロナウイルス感染拡大もあってか、ヘルスケアのスタートアップに対する注目がより集まっています。グローバルはもちろん、日本でも様々な分野でのスタートアップの躍進が続いています。

新型コロナウイルス感染拡大防止に関するものも含め、ヘルスケア分野への注目度もあって、4月に実施したイベントも沢山の方に参加いただきましたが、先月末に実施した京都で実施しているプログラム、Hardtech & Healthの成果発表会はオンラインでの実施で1,270名もの方にご参加いただきました。

Ventures Teamの大岩が登壇した15社全部の解説をしたnoteを公開していますので、もしよかったら併せてどうぞ。

今回の新型コロナウイルス感染拡大は、スタートアップだけではなく全世界の様々な業種、そして企業サイズに関わらずビジネスに大打撃を与えています。ベンチャーキャピタルもそうですが、大手企業のスタートアップ投資も大きな変化が出ています。

20年1~3月期の世界のCVC投資額は前四半期比13%減の340億ドルだった。投資件数は1337件で、前四半期比で19%減、前年同期比で24%減となった。

ただこのレポートは1-3月期。2019年12月末に中華人民共和国湖北省武漢市で、「原因不明のウイルス性肺炎」として最初の症例が確認され、初めて新型コロナウイルス感染症について報道されました。それ以来、瞬く間に世界中に感染は広がり、180以上の国と地域に渡り感染者が増加し続けています。イタリアがロックダウンを発表したのが3月9日から、フランスは3月15日から、そしてニューヨークは3月22日からと各国でロックダウンが始まったのは主に3月です。

きっと次のレポート、4-6月期のものが出るときにはもっと大きな変化が出ていることでしょう。でも、この記事にある通り、ヘルスケアの分野は引き続き好調なのではと考えられています。

CBインサイツの「Complete List of Unicorn Companies」によると、世界のユニコーン企業の業界分布をみてみるとヘルスケア分野が上位にランクインしていて、またアメリカと中国が多いのがわかります。4月に新型コロナウイルス感染拡大に立ち向かう世界のスタートアップ100を集めたeBookを制作したのですが、その分析をまとめたインターンのBlogがすごくわかりやすいのでこちらもぜひ。

日本でも緊急事態宣言が解除され、世界でも徐々にNew Normalな日々が始まりつつあります。それでもまだ新型コロナウイルス感染拡大がなくなった訳ではありません。それは、ヘルスケア分野のスタートアップがまだ活躍する、または活躍が期待される部分が多いということでもあります。

ちなみに・・・6月からPlug and Play Japanでは新しいプログラムが始まりました。今回は6分野で104社のスタートアップを採択、Hardtech & Healthでは16社を採択しています。また採択スタートアップの活躍も報告していきたいと思います!

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