暗黒時代の新日本プロレスを支え、V字回復を牽引したリングの外のいぶし銀スタッフから極意を学ぶ!:日経電子版ストーリー『プロレス経営学』連載バックステージ
連載では語りきれなかった話を日経COMEMOで公開!
10/7(月)〜10/11(金)に日経電子版にて、プロレスをビジネスの観点から分析する『プロレス経営学』を掲載していました。構成上泣く泣く割愛してしまったエピソードをプロレスにちなみ「バックステージコメント」として日経COMEMOで紹介いたします!
今回バックステージコメントは新日本プロレス映像部の大江さんと広報宣伝部の眞下さん登場です!
ブシロード買収後のV字回復の話が多く語られますが、新日本プロレスにはいわゆる「暗黒時代」と言われる低迷していた時期からコツコツと支え、V字回復を牽引したスタッフが多く存在します。
今回はそんなリングの外の匠たちの連載では語りきれなかった学びのポイントをご紹介します!
新日本プロレス映像部の部長:大江健二氏のこぼれ話
「やられても立ち上がる。このおもしろさを伝えたい」。2002年、どん底にあった新日本プロレスに転職し、たったひとりで映像を作ってきた。
ストーリーがある選手を映像で引き立てるのが醍醐味
プロレスの煽りV(=試合前に主に観客を盛り上げるために流す動画)は、派手な選手を派手に演出すれば良いというものでありません!
例え派手さはなくても地道に練習を重ねていたり、キャリアを重ねていたりする選手のストーリーにフォーカスして、会場と選手の気持ちを一体化させることが「煽りV」の醍醐味とのこと。
(たしかに試合前の「煽りV」を観ただけで目から汗が出たことがあります)
コアなファンほどバックステージコメント動画好き
かつてはそこまで重要視していなかったバックステージでのコメント動画。しかし、コアなファンほど注目されていることがわかり、積極的に使用するようになったようです。
特に海外での需要が高く、これまで専門誌等で文字でしかわからなかった選手のコメントが、動画になることで選手の感情や温度感も感じ取れ人気があるそうです!
(このバックステージ投稿もコアファン向けに書いておりますが、いつかは動画でも・・・)
いつかレスラーのドキュメンタリー映画を撮りたい
ドキュメンタリー動画にも近年力を入れている新日本プロレス。体制やノウハウも溜まってきているそうです。
そして次なる野望は、1年密着したドキュメンタリー映画を撮影し公開したいとのことでした。そのような映像を通じて、「プロレスは人生」と言われるように、見た人の日常とリンクするような面白さをもっと広めていきたいとのこと。
映画としての興行収入も新たな収益源になりますし、プロレスファンの裾野がさらに広がるきっかけになるかもしれません。
大江さんは連載の本編では第2話の後半で登場致します⇣
新日本プロレス広報宣伝部課長:眞下義之氏のこぼれ話
プロレス専門誌で務めていた関係から、2009年に新日本プロレスへ転職。当時はまだ総合格闘技全盛期だったが、プロレス復活の兆しがリングの中から伝わってきていた。
バズるコンテンツに共通点はあるのか?
SNS運用者なら誰でも気になる質問ぶつけてみました。「もちろん絶対ではなく、まだ手探りではある」と付け加えた上で、
・このアカウント独自の情報(もしくは最も早くだした情報)
・メジャーなものとのコラボネタ(TV番組、ポ●モン等の人気キャラ)
・コンビニなど身近なものとのコラボネタ
・レジェンドレスラーが登場するようなネタ(特にコアファンに響く)
・エイプリルフールなど振り切ったネタ
やはり今の枠からさらに大きな話題にするには外とのコラボレーションは効果的のようです。
SNSで盛り上がりを演出!
本編でも触れられているSNSでの盛り上がりの演出。最初は、リツイートを繰り返してタイムラインを埋めてしまうことに躊躇いもあったようですが、宇川直宏さんのDOMMUNEが埋め尽くすような運用をしており、盛り上がりを感じられたので積極的に取り入れ初めたようです。このような他業界での手法にもアンテナを張り、良いものは積極的に取り込むことはとても重要ですね!
ちなみに、盛り上がっていないものを無理やり盛り上げることは限界があるため、本当に自分が感動したものをバンバン盛り上げるようにしているようです!そのような熱狂の伝播術も非常に長けていると思いました!
眞下さんは連載の本編では第3話の後半で登場致します⇣
リングを支えるスタッフ側の努力を取っても魅力的なプロレスxビジネスの世界。さらなる情報は下記の日経電子版の連載からお楽しみください!
日経電子版ストーリー『プロレス経営学』連載はコチラ⇣