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【貯蓄or投資】現役経営者が実際にやって良かった”差がつく”お金の使い方

日経COMEMO KOL / 株式会社Another works代表の大林です。複業したい個人と企業・自治体を繋ぐ総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しています。

老後2,000万問題、日経平均株価の高値更新などを契機に関心の高まりを見せる投資。日経電子版の記事によれば給料の20%を以上投資に回すZ世代が3割を超えたといいます。また「35〜39歳と55〜59歳の層で購入額が大幅に増加」しているといい、世代問わず関心が高まっていることが伺えます。

20代は貯金よりも〇〇が重要?

多くの人が投資に関心を見せる一方、「貯蓄と投資」どちらを優先すべきか、私の周りの若手からもよく相談を受けます。老後2000万円問題、もはや現在は老後4000万円問題とも呼ばれていますが、自分の将来への漠然とした不安を感じている方も少なくないでしょう。

私は、特に20代においては貯蓄よりも投資、もう少し詳しくお伝えすると「自己投資」にお金を使うべきだと考えています。20代は人生で最も時間と体力が余っている時期です。もちろん、ある程度の貯金は必要です。「貧すれば鈍する」という言葉があるように、最低限の余裕がなければ心を豊かにすることができません。しかし、物価高が続く中、貯金を増やしてもお金が増えることはありません。20代こそ時間とお金を使って、自分自身の価値を高めることこそが将来への投資となり、非常レバレッジが聞いてくる重要なアクションだと思います。

自己投資に必要なのは”明確な目的”

自己投資というと、多くの人はセミナー参加や資格取得を思い浮かべるでしょう。確かにそれも一つの方法です。しかし、やみくもにセミナーに参加したり資格を取得したりするのは正しい自己投資とは言えません。

重要なのは、明確な目的を持つことです。例えば、マーケティングの仕事をしている人がデザインスキルを身につければ自分の価値が上がると考えて学びに行くのは良い投資です。しかし、なんとなくエンジニアになれば市場価値が上がるだろうという曖昧な理由で高額なスクールに通うのは継続できない、かつ結果に結びつきずらいため避けた方がいいでしょう。

自己投資には、必ず明確な目的が必要です。その目的に向かって、死ぬ気で学ぶ覚悟があれば数十万円の自己投資も十分に価値があります。

キーワードは”引き出し”を増やす

自己投資は、スキルアップだけではありません。私が最も重要だと考えるのは、「引き出し」を増やすことです。

30代になって、周りから「優秀だな」「話していて面白いな」と思われる人は、もれなく20代で引き出しを作っています。どんな言葉を投げかけても、どんなテーマを与えても、すぐに返事ができる。そんな人間になることが、20代の1つのゴールです。

では、どうやって引き出しを増やすのか。私のおすすめは、「この人と仲良くなりたい」と思う人を見つけることです。例えば、経営者や営業先の重要人物など、自分が憧れる人を見つけます。そして、その人に「今まで人生で行った日本の中で1番いいところはどこですか?」と聞くのです。その答えをメモし、すぐに日程を組んでその場所に行きます。日本国内なら、どこでも行けるはずです。日帰りでも構いません。その人が様々な場所の中から選んだナンバーワンの場所に行くことで、一気に視野が広がります。この経験が積み重なることで引き出しが増えていくのです。

さらに、その経験を報告することで、その人との接点も作れます。意外と多くの人は、自分がおすすめしたことを実践してくれる人が少ないものです。だからこそ、実践して報告すれば喜ばれます。これこそが、貯金よりも価値のある自己投資です。1000万円貯金しても得られない経験と人脈を、わずかな投資で得ることができるのです。

時間は買える!20代で実践すべき時間活用術

自己投資の中で、特に重要なのが時間の活用です。多くの人は「時間は買えない」と考えがちですが、実はそうではありません。時間は確実に買うことができるのです。

例えば、1時間かかる作業を5分で終わらせることができれば、55分の時間を買ったことになります。そのために、お金を使うのです。

具体的な方法として、私は最新のAIツールを積極的に活用しています。ChatGPTやCopilot、Gemini、、ClaudeなどあらゆるAIツールを使っています。高々数千円の投資ですが、1時間かかっていた資料作成がほぼ瞬時にできるようになります。

もちろん、AIには限界もあります。その人の全てを完全に再現することはできません。だからこそ、AIが生成したものを5分程度で肉付けし、自分の言葉に置き換える作業が必要です。しかし、それでも従来の作業時間と比べれば、圧倒的に効率化されています。

時間を買う方法は他にもあります。例えば、会社の近くに家を借りるのも一つの手です。往復2時間かかっていた通勤時間を、歩いて10分の距離に縮めれば、1日で110分の時間を買ったことになります。家賃は少し高くなるかもしれませんが、得られる時間を考えれば十分に価値がある投資です。

こうして増やした時間は、読書や自己投資に使うこともできます。時間を買う努力をすることで、20代のうちに圧倒的な差をつけることができるのです。

20代こそ未来への種を蒔く

自己投資は、スキルアップだけでなく、引き出しを増やすこと。そして、AIを活用しながら時間を生み出すこと。これらの投資は、30代以降の活躍幅を大きく広げていきます。今、目の前にあるチャンスを逃さず、ぜひ積極的に自己投資をすることをおすすめします。

ここまで自己投資をテーマにお話してきました。今後もキャリアや働き方、最新のトレンドについて発信していきます。是非引き続きチェックお願いします!


大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
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