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キャリアに効く資格?FP(ファイナンシャル・プランナー)

外出自粛などで時間ができた人も多いのではないでしょうか。不況の時は資格の勉強をするなど将来のために仕込むのも一つの手でしょう。

私は2008年から1年半程度FPの資格の勉強をし、国家資格の1級FP技能士と国際ライセンスのCFPを獲得しました。2009年にリーマン・ショックの影響で勤務先の外資系投資銀行をリストラされ、それを機にFPとして開業する準備を始めます。失業保険を受けながら、しばらくは資格試験の勉強をしたり、開業をするための調査や準備をしていました。

CFPの資格を取得した後は専門誌にコラムを寄稿したり、書籍を出版したり、セミナーや取材を受けたり、テレビ出演をするなどと言う流れになります。

FP3級試験はファイナンシャル・プランナーの資格を目指す上でまず最初に受ける試験です。私はFPの試験勉強をしている最中が楽しくて仕方がありませんでした。簿記や米国公認会計士(CPA)など他の資格の勉強もしたものの、資格取得後のビジョンが思い描けませんでした。しかし、FPに関しては妄想をしたり、ビジョンを描き続けることができたのです。実際に試験を受けている最中に自分の保険の見直しなども行ったりと、学んだことがすぐ実社会で活かせたのも大きいかったです。

海外で活躍をしているFPなどのテレビ番組を見たり、日本の雑誌でFPのコメントを見たりして、「必ずこのようになる!」とビジョンを持って勉強をしていました。

実際に取得をすることによって3つのメリットがあります。

1)独立・開業できる

FP技能士試験は国家資格で一度取ればメンテナンスの必要も特にありません。名刺に書くこともできます。AFPとCFPに関しては会費がかかり、研修等更新やメンテナンスが必要です。

FPの仕事として、執筆、講演、コンサルティングと幅広い分野で活躍をすることができます。

私が独立をした頃はセルフブランディングやSNSの走りだったので、様々な自分メディアを活用することによって仕事を得ることができました。

2)企業内で資格を活かせる

銀行、証券会社、保険会社、不動産などの金融機関などで働く場合もFPの試験を取ることが多いです。名刺に書いたり、資格手当が出る場合もあるようです。

営業をする際にもキャッシュフロー表を作って差し上げるなどのサービスがあると差別化ができる可能性も高まります。

3)家庭生活で役に立つ

FP試験はライフプランなど家庭生活を営む上で非常に役に立つ部分が大きいです。社会保険や税金など社会人生活を送る上にも理解を深めておくと役に立つことが多いからです。

実際に私もOL時代は買い物が大好きでお金を使い過ぎる人だったのですが、FP資格を取ることによってお金の管理ができるようになりました。また、資産運用も自分でできるようになると、運用が楽しくて仕方がありません。

まずはFP3級を勉強してみて、興味が持てるようなら2級の勉強をし、プロフェッショナルを目指すなら最上級資格にチャレンジしてもよいと思います。階段状にレベルアップしていける資格なのは非常に始めやすい資格だと言えそうです。

FP以外にも宅建や簿記などキャリアに役に立つマネー系の資格はたくさんあります。自分で楽しめる勉強をすることも長続きさせる上では重要です。興味関心を大切にさせましょう。


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花輪陽子(FP@シンガポール、経営者、著者)
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