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高音質・BGMつきでClubhouseのルームを運営する
こんにちは、電脳コラムニストの村上です。
引き続きハマっています、Clubhouse。巷では「クラ廃」と呼ばれるくらい、どっぷりと沼にはまってしまって寝不足という声も聞きます。なにも準備がいらず、さっと入ってさっと出れる気軽さにより、どんどん会話が増えているのでしょう。コロナ禍による対面での飲み会など、ちょっと顔は知っているけど話したことがない人との出会いを渇望していたという背景も無視できないでしょう。
まさに「家にいても人とつながっている感」が受け入れられ、Twitterは広まっていった。
あれから10年、世界は新型コロナで苦しんでいる。なかなか人と会えず、会食もできない中、Clubhouseで夜な夜な雑談を楽しむ人が増えてきた。
今はアーリーアダプターや芸能人などが目立つが、将来的に幅広いユーザーに広まれば、ちょっとした隙間時間に雑談や相談ができるようになるかもしれない。
例えば、親の介護で家を出られず社会から孤立し始めている人の助けになる可能性がある。深夜、人生に行き詰まった人がClubhouseで誰かと話すことで、気分が明るくなることもあるだろう。スマホとClubhouseによる「雑談」が多くの人を救うと期待したい。
何度かClubhouse上で対談などをやりましたが、ビジネス的な話題の場合はオンラインカンファレンスに近い空気感になります。パネルディスカッションのような感じですね。すると、ちょっとしたBGMを流したり、SE(サウンドエフェクト)なども入れてみたくなりました。
手持ちのUSB接続のできるミキサーをLightning経由でつないでみたところ、リスナーとして音声を聞くことはできたのですが、スピーカーとしてマイクを使うことができないことがわかりました。
いろいろ調べてみたところ、デジタル入力はまだ対応しておらず(一部動作した機材もあるようですが)、電話のハンドセットのようにアナログにするのが一番安定しそうです。
結論としてはギターをiPhoneに入力するためのデバイス「iRig2」に入出力をまとめることでPCや外部マイクからの入力を受けながら、Clubhouseからの会話も聞ける環境ができました。
文章で説明するのが難しいので、簡単な図をつくりましたので参考まで。
XLRマイクやPCからの出力は他の配信でも実績があり有名なYAMAHAのAG03を利用しています。まだ試していないですが、SteinbergのUR22Cなど他のオーディオインターフェースでも動作すると思います。
実際にClubhouse側でどう聞こえているか、特にBGMと声のバランスはこちら側では想像でしかないため、クローズドルームをつくり誰かにフィードバックしてもらうとよいでしょう。私の環境では、モニター出力は0から3ノッチのところがちょうどよいボリュームのようです。PCからの音声はPC側を100%で出力しておいて、AG03側のPC入力ボリュームを真ん中からちょい左がBGMにはちょうどよく、右に2ノッチくらいのところがエンディングなど音楽メインで音声も聞こえる位置になりました。
この構成だとiPhoneに出力しているミックス音声のモニターができないのですが、無料でも使える「Mic Room」というアプリを使うことでサウンドリターンができます。Settings>Backgroud AudioをONにしておきましょう。
もう1つTipsとしては、リスナーからスピーカーになると音声コントロールが切り替わるのですが、たまにうまくいかないときがあります。そんなときは、一度Lightningを抜き差しするとアプリに認識されるようになります。Musicモードにうまく切り替わらないときも同様です。
同じような悩みを持っている方の参考になれば幸いです。もしClubhouse内で私を見かけた際は、ぜひお話しましょう!
※ 2021/02/11 Mic Roomを使ってサウンドリターンする方法を追記
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タイトル画像提供:princeoflove / PIXTA(ピクスタ)