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挑戦する人は、周囲からの何気ない「呪いの言葉」に惑わされてはいけない

新しいことに挑戦しようとするとき、その意思がくじかれてしまうような「障壁」にも同時に出会うものです。そして、挑戦が多ければ多いほど、障壁の数も増えます。これは、挑戦者にとっては、まさに運命ともいえることがらでしょう。

例えば何か新しい事業を企画しているとき、多くの人は善意からアドバイスを与えてくれようとします。しかしながら一方で、なぜか上から目線で、まったくありがたくない「助言」を寄こしてくる人たちもいるのです。そしてこれらが、新しい挑戦に対するとても大きな「障壁」になったりします。

挑戦への障壁となるようなありがたくない言葉で代表的なものは、「そんな事業、うまくいくはずがないよ」という類の「助言」です。

そもそも、まだアイデアや企画の段階で、その事業が成功するかどうかなど誰にも判断できないはずです。事業の成否は、単なるアイデアのみならず、誰がやるか、どうやるかに大きく左右されるものです。同じアイデアで起業しても、成功するか失敗するかはまさにその後の努力にかかっています。

しかし、この「うまくいくはずがないよ」という「呪いの言葉」によって、途中で芽を摘まれてしまったすばらしいアイデアはこれまでに数え切れないほどあるはずです。これは本当にもったいない話で、不要な言葉によって、多くの可能性あるイノベーションが阻害されたと思うと残念でなりません。

 

過去、「すばらしいアイデア」であると注目されていたのに、大失敗に終わった新規ビジネスは数え切れません。逆もまたしかりで、アイデア段階では多くの人から疑問を持たれた事業プランが、蓋を開けてみると大成功だった、というケースも枚挙にいとまがないのです。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFM279ZK0X20C22A4000000/



そこら辺の人からもらう「そんな事業うまくいかないよ」などのネガティブなアドバイスは、当事者の心が強ければ、なにくそという精神ではね返すことも可能かもしれません。

しかし、やっかいなのは、業界事情を生半可に知っているような人からの「もっともらしい助言」です。「そのアイデア、とっくの昔からあるよ」とか、「それはもう先にやられているから二番煎じだね」といった、一見は有益にみえて、実際のところは害にしかならない中途半端な単なる感想。


なぜそれが害になるかというと、多くの場合で、既にあるとされた事業と、新しいアイデアは、実際にはまったく同じモデルという訳ではないからです。

プランの細部をよく見てみると、ターゲットが違ったり、やり方や使うノウハウが違ったり、両モデルには多くの差異があるはずです。しかし人間、「知ってる」ことをアピールしたいがため、「それって昔からある」言いたくなるものです。


事業で本当に大切なのは、見た目のアイデアではなく、「細かな違い」です。それこそが、事業としての決定的な成功要因になり得るのです。

だから、「ネガティブな助言(実際には単なる感想)」を受けたとき、挑戦者としては、決してそれをそのまま鵜呑みにしてはいけませんたとえ助言者が、業界経験豊富であると主張する人であったとしても。


同じものだと指摘された事業と自分のアイデアでは、よく調べてみれば必ず違いがあるはずですし、たとえ似てるからといって、それがすなわち単なるコピー事業になるわけではありません。

周りからの色々な意見を謙虚に聞くことは大切ではありますが、挑戦者は、まずは自分自身を信じるべきです。

自分の「確信」さえあれば、他者にどれだけ批判されようと、迷ったり折れたりすることなく、自分の道をまっすぐに進むことこそが成功への一番の近道です。



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