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日々トレンディを追っていても、AIリコメンドのおかげで(せいで)・・・ / #AIに奪われない仕事 #COMEMO

夜間大学生時代、午前中は、日本経済新聞社でアルバイトをしていました。「広告局」というとことで、MJ広告部のサポートを担当させていただいていました。その日経MJ紙面で楽しみにしていたのが、「ヒット番付」です。当時は年末に1度発表されていた記憶ですが、現在は、上期・下期と1年間に2回発表されているようです。おそらく、まもなく下期(年間?)が発表される頃かと思います。

このときの経験から、「将来はヒット番付に載るような仕事がしたいなぁ」ということをぼんやり思っていました。結果、社会人になった後は、MJの取材対象となるような流通小売業(パルコ)やメーカー(キリン)、そして、その周辺領域の支援会社(ヤプリ)で仕事をすることになり、当時の熱量ままに、いまの自分があるのだなぁ、と数奇な運命を感じたりもします。

この日経MJの「ヒット番付」の発表より前に、姉妹誌(?)の日経トレンディでは、「当年のヒット商品」と「翌年のヒット予測」が発表されています。

こちらも毎年楽しみにしている号で、通常期の雑誌は買わないものの、この号だけは、習慣化して買っています。「2023年予測」を見ていて、とあるワードに目が行きます。それは「AI」です。

AI食、AIアシスト高齢者住宅…プロダクト・サービスの文字列として登場しているものもあれば、ランキング上位のものの「裏側」にAIがファンクションとして重要な役割を果たしているものものも。
そんなタイミングでCOMEMOのお題は「 #AIに奪われない仕事 」。

「文系・非エンジニア」なアラフォーな僕なんかは、まっさきにAIに仕事を奪われそうですが、2022年11月の現時点では、まだ奪われていません。(いまのところ..)現職で在職してる企業は、AI・DL(Deep Learning)分野での最先端の企業ですが、その技術やプロダクトを世の中に知っていいただくため、社会実装・活用いただくための、「きっかけづくり」の部分の仕事をしています。(まだその仕事は、AIに奪われていません。)

話題を先の媒体(新聞・雑誌)に戻します。

僕は従前から、かなり手広く情報収集・発信をしているタイプかと自認しています。「情報収集・取得」は。スマホのニュースアプリやSNSタイムライン、YouTubeなどを中心に。レガシーなマス媒体(テレビ・新聞・雑誌・ラジオ)からの情報取得をすることは、ほぼなくなってしまいした。このことがまさに功罪となっていると感じます。効率よく、自身の興味ある情報しか取得しなくなっていることです。頻度高く使っている3アプリの「タブ」はこんなかんじです。

かなり偏った情報取得…と認識しつつも…

AIによってタブキュレーションされた情報を中心にしか取得しなくなっているので、その他の界隈の情報に疎くなっているのです。(具体的には、今週からサッカーワールドカップが開催されること知りませんでした。今さっき知りました。マジで。)

年1回買っているこの雑誌「日経トレンディ」は、日頃、日経新聞(電子版)を読んでいる僕にとっては、「1年の総復習」なはずなんですが、いざ本誌を手にとって見ると、「知らない」「初見の」話題が点在していることに気付かされます。日々AIにより効率よく情報取得しているがために、知っておくべき(知っておいてもいい)情報が、抜け落ちているんです。

同様のことは、消費・コーマスの世界でも起きていることは、皆様も肌で感じる事象かと思います。ECサイトのAIリコメンドは、便利と感じますが、リアルの店舗での、(押し付けではない)快適な偶発の出会い(セレンディピティ)から、生まれた買い物は、わくわくどきどきの体験かと思います。僕は意識的に、最寄りのコンビニを帰途に店内1巡したり、新規開業の商業施設に訪れるのは、そんなセレンディピティを自ら求めにいくことで感度を維持しようとしている姿勢の現れかもしれません。

最後に具体事例。日経トレンディ2022年ヒットランキング27位の「しいたけスナック」は、僕はまったく認知していなかったものの、同僚はハマっていた、ときいて、愕然としたことがこのnoteを書く原動力となりました。

とりあえず、今週、ドンキかカルディに行っていきます。


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