「研鑽」>>「才能」。仕事ができる人の共通点から考える。
こんにちは。リデザインワークの林です。
人間って、研鑽を重ねることで、本当に想像できなようなことができるようになる生き物だなぁとつくづく思います。
水に顔さえつけられなかった子供が、練習を重ねてバタフライが出来るようになったり、サッカーで、リフティングが一度もできなかった子供が、練習を重ねて100回できるようになったり。
練習経験がないと、どんなに運動能力の高い大人でも出来ないようなことが出来るようになります。
そして、研鑽を重ねた先では、オリンピックで上位に入るような選手じゃなくても、人間ってこんなことが出来るようになるんだと感動します。
体操でも、将棋でも、スノーボードでも、ゴルフでも何の分野でも。
社会人になって20年近くたち、色々な人の20年を見てきて、仕事ができる人は、才能ではなく、研鑽だと心から思います。
自己研鑽の継続が仕事人の価値を決める
大学の頃、社会人なりたての頃にすごい優秀だなと思っていた人が、20年近くたって、仕事が出来ない人になってしまっていたり、逆に、当時あまり目立って優秀だと思わなかった人が、第一線で想像できないようなすごい価値を生み出していたりします。
一つの領域で、常にもっと価値を高めるために何をすべきかを考え、スキルも経験も研鑽し続けている人もいますし、
デジタルスキルが高くなかった営業一筋の人が、学びなおしてソフトウェアエンジニアになって活躍していたり、と領域を広げながら研鑽を重ねている人もいます。
そう考えると、人が生み出せる価値を大きく決めているのは、学び続ける・自己研鑽し続けていくかどうかという点であると年々感じています。
まして、職業人生が50年になる中で、求められるスキルや経験が大きく変わる中で、自己研鑽の差こそが、職業人の価値を決める時代になったと思います。
企業の中でも、自己研鑽支援金を設定する会社も出てきました。
成長 = 挑戦 × フィードバック
僕の中で大切にしている方程式があります。
常に成長し続けていくことで、職業人の価値を高めていけると思っているのですが、そのために必要な要素は挑戦とフィードバックの掛け合わせだと思っています。
毎日何気なく仕事をこなしていると、ほとんど新しい学びは無くなっていきます。そうすると、能力や仕事の仕方も研鑽されず、価値は高まっていきません。全然仕事ができる人になっていきません。
小学6年生が、毎日掛け算の九九をやっているような状況ですよね。
それどころか、今の仕事のやり方にこだわってしまったり、新しい挑戦をするのが億劫になっていき、更に不のループに入っていってしまいます。
こういう人が、給与が上がらないとか、ベアしてほしいとかっていうのは他力本願で、価値があがっていないのに、なぜ給与が上がると思っているのかを逆に聞いてみたいですw
同じ仕事でも、よりよい業務プロセスを考えて挑戦してみる、少し業務領域の幅を広げる挑戦をしてみる。ここが起点になると思っています。
しかし、挑戦はしたものの、それを振り返らずに、そこから何が学べたのか、次にどう活かしていくのか?を内省するプロセスがないと、挑戦しっぱなしで研鑽にはつながっていかないと思っています。
勉強でいえば、難問に挑戦したけど、答え合わせをしない、解き方を学ばない状況と同じですよね。
挑戦したからには、うまくいっても、いかなくてもそこから何が学べたのか、内省して自分自身にしっかりフィードバックすることが重要です。
また、自分自身だけで内省してフィードバックするだけでなく、上司や同僚やメンターの人たちから、外部視点や多様な視点でフィードバックをもらうことも行うと、更に学びが増えていくので同時に大事にしていくと良いと思います。
という問いを大切にしながら研鑽を続けています。
一日一日の積み重ねが1年、5年、10年と差を生んでいくと思います。
特に仕事はスポーツと比べても活躍のフィールドが広いですし、研鑽だけでなく才能もないと生きていけない領域と違って、研鑽さえ続ければ誰でも高みに到達できるとても可能性がある領域だと思います。
ダイナミックな挑戦、日々の小さな挑戦、挑戦の仕方は人それぞれだと思いますが、そこからフィードバックを重ね、よりよい職業人になっていきたいですね!
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