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働き方の多様化が加速したコロナ禍2年目の2021年

Plug and Play Japanは仕事納めが24日。その後に少しだけ来年の新しいお仕事の準備を含めて福岡に行ってきました。私は実家も東京で、元旦那さんも神奈川出身だったので飛行機や新幹線での”帰省”とは縁がなく、羽田や福岡の空港の混み具合に「これが帰省ラッシュ!」と驚いていたのですが、係員の方に「それでも2019年の同じ時期と比べると7割くらいですよ」とのこと。ちなみに福岡は8割まで改善したようです。

緊急事態宣言が解除されて国内出張に行けるようになりましたが、まだ欠航している便もまだあったり、機材がひとまわり小さかったり。記事にもある通り、年末年始の予約は昨年比では4割増とありますが、航空業界はまだまだ厳しい状況です。それでも来年からは新卒採用も再開するとのこと。

2021年も続くコロナ禍で、働き方に関しても様々な変化がありました。

この航空業界では、昨年業種を超えた出向が話題になりました。実際はどうなんだろう・・と思っていたら夏頃このような記事が。

コロナ禍で壊滅的な打撃を受けている航空業界。国際線、国内線ともに減便が続き、日本航空(JAL)は2021年3月期の通期決算で2866億円の最終赤字を計上。ANAホールディングスの2021年3月期最終赤字も4046億円と過去最大に膨らんだ。

社員の雇用を維持するため、両グループは社員の身分のままで他社への出向を増やしている。

JALでは地方自治体やコールセンター、教育機関、家電量販店など、さまざまな業種の130団体に1日当たり1700人が出向。ANAでも2021年4月までの累積出向者が約750人になっている。

この記事に出てきている方も”半年ほどの出向”とあったので、今はもう戻られているのかもしれません。また、この年末のように利用客も戻ってきている状況を鑑みると、厳しい状況は注視しつつ次の展開に備えていく必要があるというのもあります。今年は新卒採用を控えたという企業もありましたが、JTBJR九州など再開の発表をする企業も出てきました。

今後の状況をどう予測し、どう備えていくか。人材の確保についてより競争が加速していく中で、同時に今までと同じでは選ばれなくなってくるという危機感から、働く環境が大きく変化してきたのが2021年です。

2021年も引き続き緊急事態宣言が続き、リモートワークの実施を継続した企業も多かったと思います。Plug and Play Japanでも緊急事態宣言後は出張が可能になったり、東京・京都・大阪のオフィスを行き来する取り組みを実施したり、少しずつリアルの交流ができるようになってきましたが、今年1年間「基本的にリモートワークを推奨」でした。

その中でNTTが9月に発表した「新型コロナウイルスの感染が収束しても基本的にリモートワーク基本とし、転勤や単身赴任をなくしていく」方針が大きく話題になりました。

個人のライフスタイルと価値観の多様化、テクノロジーの進化、インフラ・サービスの整備、働く人を取り巻く環境が変化をしているための判断だと思いますが、グループ社員総数32万人にもなるNTTが、というのはとてもインパクトがあります。

12月に実施したWork Story Awardでは、5年前の初年度からリモートワークに関する取り組みについての応募がありましたが、5回目の今回も多くのストーリーが寄せられました。(ちなみにそのうちの一つ、ニットさんのストーリーが今年は3.働き方の多様化・ダイバーシティ部門で受賞されています)家⇄オフィスのリモートワークだけではなく、2021年はワーケーションを実施する方も増えたのではないでしょうか。また、メルカリさんはリモート・出社の選択だけではなく、働く場所を一人一人が選択できる「YOUR CHOICE」という取り組みを開始され、話題になりました。年末にはそれぞれ取り組みを実施されている方々の声がまとまった記事が公開されていました。

一方で「オフィスに回帰する」ことを前提に準備を進めている企業も多くあります。どちらがいい、のではなく企業それぞれが、それぞれの文化や哲学に沿って判断をし、また働く個人一人一人も同様にそれぞれが判断していく。それが2022年はより加速していくのだと思っています。

今年も残り後わずか。2022年は働き方がさらにどう多様になっていくのか、楽しみですね。来年もどうぞよろしくお願いします!

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