業務委託人材が売上の50%を創出?! 固定観念から脱出した採用・組織づくりのリアル
株式会社Another works代表 / 日経COMEMO KOLの大林です。複業したい個人と企業・自治体を繋ぐ総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しております。
USJ、人材採用大胆に 地方・国籍・年齢「NO LIMIT」で
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以後USJ)の人材採用について特集された記事ではUSJの新たな取り組みについて詳しく紹介されています。USJでは、人手不足・採用難を機に、従来主力となっていた「関西に住む学生アルバイト」への依存を解消し、いままで取り組んだことのなかった「関西以外からの採用」「ワーホリを利用して来日する外国人」「シニア人材の獲得」に力を入れているといいます。
記事内では「学生は卒業を機に退職するため1年を通して採用を安定させずらい」と従来の採用における課題が示されています。
今後、減り続ける労働力人口と激化する採用競争において正社員やアルバイトだけで経営を維持していくことは非常に困難です。長く続いてきた採用形態や採用における常識を根本から見直し、固定観念に囚われず、いかに早く新たな採用手法を見つけていくか。本当に人材が採用できなくなる前に、いまから準備をしておくことが非常に重要です。
我々も複業・業務委託採用を推進する中で、様々な固定観念を壊し、発想し、ビジネスをグロースさせてきました。そのうちの1つが
商談実施は正社員でなくてはならない
という固定観念です。つまり、フィールドセールス(獲得したアポイントの商談を実施〜契約を獲得まで)のポジションを複業・業務委託人材に任せるという発明です。
我々は創業初期より、ターゲット属性に合った媒体の運用経験があるマーケティング人材やテレアポ・メルアポをアポイント単価/時給で実施いただく営業人材、Salesforceの構築ができるプロ人材など多くの複業・業務委託人材に参画いただきながら営業組織を作ってきました。
しかし、当時は「商談実施は正社員でなくてはならない」「契約は正社員が取るもの」という無意識の固定観念があり、フィールドセールスは基本に正社員が賄っていました。
我々が複業フィールドセールスの採用に踏み切ったのは「人員を増やせば売り上げが上がる体制が整ったため、早急に人員を増やしたい」「今月からすぐにでも人材が欲しい」というタイミングです。正社員での採用も検討していたものの、入社までに最低3カ月はかかるというリードタイムの長さが”早急に人員を増やしたい”という優先順位とは相反するものでした。
募集から1週間程度で他企業で営業部門の管理職についている方や最前線で営業をしているビジネスパーソンなど複数名の即戦力複業・業務委託人材を採用。すでに営業経験があるため、あとは商材を理解するだけの状態。サービスの特徴や強み、競合優位性のインプットをいただくだけで研修不要・即戦力として実務に入っていただくことができました。今ではなんと、月間販売目標の50%を複業・業務委託人材が創出しています。
参画いただく前は発想がなかったフィールドセールスでの複業採用。これも固定観念から脱したからこそ生まれた新たな事業グロースのための採用手段です。これから複業を最前線で前に進める企業として、常に新たな発想を生み出し、啓蒙し続けてまいります。
大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
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