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簡単に画像素材を見つけて編集が出来るデザインツール、Canva(キャンバ)

デザインがいかに世の中に求められているか、を感じるニュース。オーストラリア発のデザインプラットフォーム、Canva(キャンバという企業が新たな資金調達を発表、企業価値が前回から飛躍して25億ドル(2755億円)とのことです。しかも今回の資金調達はインターネット業界のトレンドレポートを毎年発表していたことで有名なメアリー・ミーカー氏が新しく12.5億ドル調達して創設したばかりのベンチャーキャピタルファンド、Bond  Capital社の最初の投資先という点も興味深い点です。

Canvaは2013年にオーストラリアでスタートしたサービス。Photoshopやイラストレーターを習熟していなくても誰でも簡単にチラシ、ポスター、プレゼンテーション資料、その他にもブログ、Facebookやインスタグラム投稿用のオリジナル画像のデザイン作成が出来る、というサービスです。

[以下はCanvaの紹介動画]

2017年5月にはKDDIウェブコミュニケーションズ社がCanvaとの独占業務提携契約を締結し、日本語版のサービス提供を開始したことで、現在ではブログツイッターなどを通じて日本語での参考情報も丁寧に提供されています。

今回のニュースに興味を持ったもう一つの理由はこちら。つい4日前にリリースされた以下の記事によると、著作権フリーの無料画像サイトとして時々利用していた「Pexels」と「Pixabay」 を買収したそうです。自分自身も折に触れて使用していたサービスだっただけに、ブログ作成、SNS発信時の画像素材の大切さを感じます。

今日、誰もがブログやSNSを通じて情報発信が出来るようになりつつあるものの、魅力的で多くの人に見てもらうためのデザインの重要性はもっともっと高まっていくことと思います。せっかくnoteで記事を書いても見出し画像を探すのが煩わしくて画像なしで投稿したり、著作権の配慮を欠いた画像を使用したりすることでブログ投稿が読まれにくくなったり、信用を失ってしまうこともあると思われます。自分自身も今までスクリーンショットをそのまま使用するなど反省していたところだったので今回のCanvaへの注目はとても興味を引くトピックでした。

国内でも写真素材・ストックフォトなどの画像素材プラットフォームとしてはPIXTA(ピクスタ)アドビ・ストックなど、多くの画像素材サービスがありますが、簡単に画像編集やデザインも一気通貫でできるサービスとして、Canvaのようなサービスが活躍する場面もありそうです。

Canvaへの投資を決めたメアリー・ミーカー氏はステートメントでこう述べてます。

「Canvaチームはコンテンツ、コミュニティ、コマースという3つのトレンドにまつわるプロダクトを創っていて、それらのトレンドは私たちが今まで見てきた世界的な急成長をしている企業が持つ特徴と似ている」
“The Canva team is building its product around three trends – content, community and commerce – similar to what we’ve been observing in some of the world’s fastest growing companies,” Meeker said in the statement.

中小企業、小売・飲食店、地域のコミュニティ運営、イベント開催時など、いろいろな可能性がありそうです。個人的にも今後意識的にカバー画像など、工夫してみたいと思います。

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