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カタレンの宇都宮路線の拡大裏側、今後の地方展開について

今回は弊社片道レンタカーサービス"カタレン"の宇都宮への拡大の裏側、及びこの先の地方展開の計画について、本日弊社の日経記事が出ましたので引用しつつ、今後も含め深堀りしていきます。

-要約-
本日カタレンの宇都宮路線開設の記事がでました。この展開は人のご縁と宇都宮市アクセラレーションプログラムのおかげです。大都市は展開容易でも、地方都市は地元観光関連の方や地権者との繋がりがスムーズに展開していく上で大切です。
今後の地方展開はマッチングという形ではユーザーが少なくなり難易度は高くなります。そこでレンタカー大手各社のフランチャイズ運営会社の皆様との連携と各地の空港路線でエリアを広げつつ、より自由な出発場所・返却場所を選べるようにしつつも偏りが起きないマッチングアルゴリズムの開発も進めていきます。


本日の記事概要

無料記事部分では弊社カタレンが東京-宇都宮路線を開設した事がシンプルに伝えられています。
要約は下記です。

Pathfinderが「片道レンタカー」サービスの実証実験を宇都宮で開始
・Pathfinderは、「カタレン」の実証実験を東京都と宇都宮市間で開始しました。
・目的地で車を乗り捨てることができ、オンライン予約・決済、専用アプリでの車の施解錠が可能です。
・料金は4,480円からで、利用目標は月20回。
・2月まで試験運用を行い、本格導入を検討します。

実証背景とサービスの特長
この実証は「宇都宮アクセラレーター」に採択され実現しました。片道レンタカーは、返却の制約がなく、鉄道や新幹線など他の交通手段との組み合わせが可能で、観光や小規模引っ越しなど幅広い用途に適しています。

競合との差別化
Pathfinderはレンタカー会社と連携し、回送車両を活用する特許技術でコストを抑えています。今回の宇都宮市ではまず自社車両で試験を行い、需要を見極めた後、他社との連携を検討します。

サービス拡大の展望
2020年創業の同社は、これまで東京・大阪・名古屋の大都市間、空港アクセスとして成田空港間で運用していましたが、地方都市への展開を強化。日光市では観光プラン、鹿嶋市ではJリーグ観戦需要を取り込み、今後は隣接都市間やインバウンド向けサービスも視野に入れています。北関東を皮切りに関西や北海道、九州にも進出予定です。

代表のコメント
小野崎悠介社長は「MaaSの一環として他の交通手段と組み合わせた片道レンタカーを普及させたい」と述べ、成長に意欲を見せています。

日本経済新聞電子版

今回の取り組みの裏側

我々がなぜ今回、宇都宮へ拡大できたか
大きくは3つあります。
①全ての大元の栃木県日光市での「東武鉄道アクセラレーションプログラム」との取り組みのご縁
②地元大手地銀「足利銀行」とのご縁
③宇都宮市主催「宇都宮アクセラレーター」とのご縁
全て繋がって、今があります。

①全ての大元の栃木県日光市での「東武鉄道アクセラレーションプログラム」との取り組みのご縁

23年度の東武鉄道様のアクセラレーションプログラム内でご縁を頂き
24年3月より東京-日光間のカタレンを開始しました。

我々としても初めてのアクセラレーションプログラムであり、初めての鉄道会社様との協業で、試行錯誤しておりました。

②地元大手地銀「足利銀行」とのご縁

①の日光路線での協業を進める中で、足利銀行のスタートアップへ投資するCVC部門とスタートアップのイベントでご一緒し、栃木県内での事業展開のサポートを頂ける事になり、弊社としても宇都宮に支店登記を行い、事業化を検討していく事になりました。

③宇都宮市主催「宇都宮アクセラレーター」とのご縁

宇都宮での事業化を検討していく中でご紹介頂いたのが、宇都宮市がスタートアップ支援のために運営しているアクセラレーションプログラム「宇都宮アクセラレーター」です。

宇都宮市で事業化する際に協力に支援頂けるプログラムとなっており、我々は必要なオフィス登記場所、駐車場用地など、様々な関係者をご紹介頂き、交渉の際は同席までして頂いております。

特に今回の駐車場の場所である南大門さんは北関東で一番有名なサウナの聖地であり、宇都宮駅からも徒歩10分以内かつ送迎バスもありアクセス抜群です。最高のパートナーをご紹介頂きました。

このように、大都市は展開容易でも、地方都市は地元観光関連の方や地権者とのご縁や繋がりを大切にすることが、スムーズに展開していく上で必要です。

スタートアップで地方展開をお考えの方がいらっしゃれば、是非このような支援プログラムに頼ってみてはいかがでしょうか。その街の事はその街の方が一番詳しく、熱量もあります。全力で応援してくれますよ。

カタレンの今後の地方展開

今までの大都市間の移動では、ユーザーが多いため、マッチングは難易度が高くありませんでしたので、ひたすら「カタレン」自体を知って頂く事に注力していました。今後の地方展開はマッチングという形ではユーザーが少なくなり難易度は高くなります。

そこでレンタカー大手各社のフランチャイズ運営会社の皆様との連携と各地の空港路線でエリアを広げていきます。また、より自由な出発場所・返却場所を選べるようにしつつも偏りが起きないマッチングアルゴリズムの開発も進めています。※開発についてはまた別でまとめます。

次回はAnycaさんが2024年今月12月末でサービス終了を発表されたことを受け、年末という事もあり、今までのレンタカ―/カーシェア各社の動きや改善点等をお伝えしてきます。

最後に、未来のカタレンメンバーへ

カタレンはシェアリングだけでは解決できない、シェアリングの負の部分・社会課題を解決しつつ、我々ユーザーとしても便利になるサービスを目指しています。

新しい体験を作る上で重要になるのが、日々仮説検証を繰り返して、より良いサービスを作り込むメンバーの皆さんです。ご興味頂けましたら、我々がどんな世界を目指しているのか、私が何者なのか、是非こちらの記事もお読みください。


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