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失敗はしても良い。失敗を繰り返すのはダメ。ーエコポイント再び?-

H21、22年度当時に大々的に行われたエコポイント事業の反省は・・・?
会計検査院が当時のエコポイント事業に対して、評価報告をしています。

費やされた予算は、
>環境省、経済産業省、総務省の3省の合計で6929億円。

CO2削減効果については、
>3省は、詳細な算出過程を明らかにしないまま273万tとしていたが、会計検査院の試算によると、その削減効果は21万tという結果になった。
>そして、エコポイント事業の実施に関し、その前後における二酸化炭素排出量の増減実績を比較した会計検査院の試算によると、新規購入や機器の大型化により二酸化炭素の1年当たりの総排出量が最大で173万t増加していた結果となった。(→補足:要はエコ製品に買い替えるにしても、テレビでも冷蔵庫でも大型化したので、結局総排出量としては増えたやん、ということ)

としています。
消費税率引き上げに伴う景気対策と割り切った運用にするなら考えようもありますが、「環境」の名の下で、費用対効果がはっきりしない政策を導入することには反対です。環境関連の政策にはこういう「費用対効果」が甘すぎるものが多すぎます。

会計検査院の評価だけが全てではないですが、ぜひ会計検査院法第30条の2の規定に基づく報告書(要旨)「グリーン家電普及促進対策費補助金等の効果等について」を見てみてください。


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温暖化・エネルギー政策の研究をしています。現実的な移行とサステナブルな未来を考えています。 国際環境経済研究所理事・主席研究員/筑波大学・関西大学客員教授/U3InnovationsLLC共同創業者・代表取締役。

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