「将来のお金の見える化」してますか?
皆さんは自分の家計が将来どうなるか、試算したことがありますか?
5年後、10年後に資産を何万円持っているか、また子どもの学費にどれだけお金がかかるかなど、きちんと見える化したことがありますか?
本来は誰もが学校教育で学び、毎年試算表をアップデートするべきだと思うが、下の日経の記事にもあるように、日本のマネーに関する教育水準は相当低いため、こうした話を聞くのが初めてである人も多いだろう。
お金に漠然とした不安がある人、自分の将来が見えていない人は、ぜひ本記事を読んだ後、トライしてみてほしい。
1)今のままの生活でいいかどうかを判断する
こうした将来の見える化は、次のようなエクセルのシミュレーションシートで行う。
何年に家族が何歳になり、そのときの将来的な夫/妻の収入と、家全体の支出がいくらになるかをエクセルに入れていくだけで、将来貯金がいくらになるかが自動で計算される。
少しずつでもいいから資産が堅実に増えていけばいいのだが、もし年間の試算が赤字で毎年少しずつ資産が減っていくようなら、今の生活をもう少し切り詰める必要があると判断しなければいけない。
少しエクセルに数字を入れるだけで、こうしたことが分かるようになるのだ。
2)将来かかるお金を試算する
大人だけなら将来かかるお金は今とそう変わらないだろう。しかし、もし子どもがいるなら話は別だ。
今は小さい子どもたちも、すぐに大きくなる。そうなると食費も上がるし、ひとりひとりに部屋が必要になり、部屋数が多く、家賃の高い部屋に引っ越す必要も出てくるだろう。中学/高校/大学に行くようになれば、それぞれに学費がかかるし、そのための塾にも通わせないといけない。もし中学校から私立に通うことになると、一体いくら必要になるのだろうか。
こうした数字も、次のように子どもたちの年齢に合わせてエクセルに入れていけばいい。
そして、子ども1人を大学卒業まで育て上げるのに2000万円では足りないという現実を突きつけられて頭クラクラしたのだが……こうした現実を知ることの方が、知らないままいるよりも大切なのである。
3)NISAやiDeCoなどの投資も大切
今が岸田内閣が貯蓄から投資へのシフトを進めている。NISAやiDeCoなど優遇税制がある仕組みを利用するのはこれから必須になるだろう。こうした「毎年いくらずつ投資をしていくか」というプランニングもできるようになっている。
4)FIRE前、念入りに試算した
僕も子どもが2人いながらFIREしたため、こうしたシミュレーションは何度も念入りに行った。その結果、「今会社を辞めても毎年このくらい稼ぐことができれば死ぬまで資産は持つのではないか」という目星がついたから行動に起こしたという一面もある。
それだけ、将来どれくらいの資産になるかを見える化することは、僕にとって重要だった。そしてそれは僕に限らず、そしてFIREをする/しないにかかわらず重要なことである。
ぜひ、次のFIREに関する3冊の書籍を参考に、無料でダウンロードできるエクセルの試算表をもとに、ご自身の将来の資産を実際に試算してみてほしい。(全てKindle Unlimitedで無料で読書可。Kindle Unlimitedは現在3ヶ月199円キャンペーン中)
自分の将来を知っているか否かで、未来が本当に大きく変わってくることを実感できるだろうと思う。