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「まだ本決まりになってないよろこびごとを匂わせるべからず」の法則

あまりこれまで誰にも言ってなかったのですが、自分が事業主として、死守しているジンクスがあります(そして、うっかり忘れて死守できなかった場合に手痛いことが起きます😭)

例えば大きな賞の受賞の内示があった後も、徹底して漏れない、匂わせないことを心がけていました(敵を欺くにはまず味方から、ということで共同制作者への情報開示も最小限にするようにしていたレベル。誰がポロッと言っちゃうかわからないので……)

これ、「あ〜、守秘義務とかの問題でポシャる感じ?」と思うかもしれませんが、違うんです。
たとえ意思決定している人が絶対に知り得ないところでチラッと匂わせたとしても、不思議とまったく違う要因でダメになることが多い。

なので、上記のツイートの通り、仕事仲間やコラボレーターで軽率に色々と喋っちゃったり匂わせちゃったりする人への目は厳しく、表面的にはニコニコしてても

うわ、こんなに軽率にポロポロ漏らしちゃう人と一緒に仕事したらうまくいくものもうまくいかないし、こちらも巻き添え被害食らいかねないわ、距離おいとこ😨

と、内心ではドン引きしてその後は疎遠になるぐらい重く見ています。少なくとも「ちょっとしたお仕事ならいいけど、大事な仕事はご一緒できないな」という気持ちになります。

「その人の器のサイズ」が露呈する行為

そもそも、その人がいつもやっているレベルの仕事だったらわざわざ「つい匂わせ」みたいなのしないですよね。

ついポロッと匂わせてしまう=その人がギリギリ飲み込める器に入り切らなかった

ということなのかもしれないなと思いました。
発令前からついポロッと出しちゃったり、匂わせちゃったりしている時点でその人の器におさまりきってないから、他のもっと適切な器の人のところにチャンスが行ってしまうのかなと(感覚的な話ですが)。

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なので、どうにか不動心を養って、何食わぬ顔で過ごし続けることが(精神的にはキツいけど)重要だし、自分の限られた器を拡張する行為なのではと思っています。

実現してないのに、実現した気になってしまう?

究極言うと、内示や打診があったとしても、それが具現化して公にリリースされるまでは実現していません。
「内示」や「ファーストコンタクト」の段階では、まだ「可能性の種」あるいは「胎児」みたいな状態です。

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にも関わらず打診があった時点とかに、まだ不確定なことをあたかも実現しているように言ってしまうと、本当にそれを実現するまでの周到な準備をする慎重さや、達成意欲が抜けていってしまうように感じます(あくまで自分の話ですが、同じような人も結構いるようです)

超売れっ子作家のカツセマサヒコさんも、実は気をつけてらっしゃるらしい……小説の出版とか作品の映画化とか、匂わせずに隠すの大変だったろうな。。

知的財産が、発表した瞬間に「公知」となってしまい効力を失うこととちょっと似ているなと感じています(?)。

フラットな状況・通常の人間関係を見定める最後の期間として活用する

秘匿にするメリットはもうひとつあり、「本当の味方は誰なのか、冷静に見極める」余地ができることです。

大きなリリースがあったり昇進・慶事があるときは、ある種「自分の対外的な価値が高騰する=バブる」タイミングです。
そうなってからだと「お前どっから湧いてきたねん」みたいな人から続々コンタクトがやってきたりするので、誰が下心や邪心、悪意を持って取り入ってきており、誰が本当にもとから自分を応援してくれているのか、わかりにくくなってしまう。その結果、足元をすくわれてせっかく手に入れたチャンスがダメになってしまう懸念もあります。

そのため隠密行動をなるべく徹底し、「波風立ってない凪の状況でいま周りにいるのは誰なのか」をよくよく気をつけて見るようにしています。そうすると、自分の対外的なバリューが高騰してから近づいてくる人がハイライトされ、狙いが読みやすくなるからです。

共感の声

割と同じように感じている方も多かったのか、共感の声が……。

逆のパターンも

とはいえ逆に「周囲に言っていくことで実現精度が上がる」という方もいて、確かにこれも分かります(秘匿すべき内示のケースとはちょっと違うかもしれないけれど)。人気TikTokerのしんのすけさんはオープンにする派のよう。

皆さんは、言う派or言わない派、どちらか気になります!
皆さんのお仕事ジンクスなど、ぜひコメントなどで教えていただければ幸いです。

↓関係しそうな?日経記事。新入社員のSNSポロリは毎年問題になってますね。。


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市原えつこ(アーティスト)
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