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「わらしべ長者」はなぜ「長者」になれたのか?

先日、うるるさんのLT型社内勉強会「うる水」にお招きいただき、社員さん向けにLTさせていただく機会をいただきました!

▼「うる水」についてはこちら👇

通常「うる水」は全体では60分を2分割して2本立てで別々の方がそれぞれLTすることがほとんどなのですが、なんと今回は60分まるまる僕に預けてくださり、一人で2本のLTをすることに!笑

僕のLTは

・20代でやっておいて良かった7つのこと
・「個の時代」を生き抜く自分株式会社のつくり方

の2本立てでした。

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▲素敵なお写真を撮影いただきました

このnoteでは、「20代でやっておいて良かった7つのこと」の中でも特にお伝えしたかった「キャリアのわらしべ長者理論」についてご紹介します。

「わらしべ長者」とは何か?

「わらしべ長者」って聞いたことはあるけど、実際はどんな物語なの?という方も多いので、まんが日本昔話データベースから引用してご紹介します。

何をやっても上手くいかない貧しい男が、運を授けて欲しいと観音さまに願掛けをする。すると観音さまが現れ、お堂を出た時に初めて手にした物を大切にして西へ行くようにと言われる。
男はお堂を出たとたん転んで一本の藁を手にする。それを持って西へ歩いていくとアブが飛んできたので、藁でしばって歩き続けた。泣きじゃくる赤ん坊がいたので、藁につけたアブをあげた。すると母親がお礼にと蜜柑をくれた。
木の下で休んで蜜柑を食べようとすると、お金持ちのお嬢様が水を欲しがって苦しんでいた。そこで蜜柑を渡すと、代わりに上等な絹の反物をくれた。男は上機嫌に歩いていると倒れた馬と荷物を取り替えようと言われ、死にかけの馬を強引に引き取らされてしまった。やさしい男は懸命に馬を介抱し、その甲斐あって馬は元気になった。
馬を連れて城下町まで行くと、馬を気に入った長者が千両で買うと言う。余りの金額に驚いて失神した男を、長者の娘が介抱するが、それは以前蜜柑をあげた娘だった。長者は男に娘を嫁に貰ってくれと言い、男は藁一本から近在近郷に知らぬ者のない大長者になった。

上記の通り、物々交換を通して、最終的には「藁一本から近在近郷に知らぬ者のない大長者になった」という逸話なのですが、なぜこの男は「わらしべ長者」になれたのでしょうか?

男はなぜ「わらしべ長者」になれたのか?

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「わらしべ長者」が「長者」になれた要因は、「奇跡的」とも言える出会いが次々と訪れた、などいろいろありますが、「すべては藁にアブを組み合わせたところからはじまった」と解釈しています。

「藁につけたアブをあげた」ことにより蜜柑を手に入れ、さらに蜜柑と引き換えに絹の反物を手に入れているわけですが、もし男が持っていたものが「ただの藁」であれば、決して泣きじゃくる赤ん坊を泣き止ませることはできなかったでしょうし、お礼に蜜柑をもらうこともなかったでしょう。

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これを「キャリア論」として解釈すると、以下の2つのことが言えます。

①まずは本業を通じて自分の「わら」を手に入れ、磨き込むこと。
②次に、「複業など」を通じて「アブ」を手に入れ、「わら」と組み合わせることで新たな価値をつくる。

上記で「複業など」と書いたのは、普段取り組んでいる「本業」では得られない経験や知見・スキルを得られる活動であれば複業に限らず何でも良いからです。社外のスクールに通って学んだり、「趣味以上複業未満」の社外活動をしたり、「サードプレイス」的なコミュニティに所属して活動することでも良いわけです。

複業は「時間の分散投資」。時には本業に「集中投資」することも大切です。

僕自身、複業研究家と名乗って活動をしているので、十把一絡げに複業を勧めまくる人、と思われがちなのですが、実は違います。

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20代の頃は、多くの方が独身で子どももおらず、プライベートの時間を全て自由に使える「時間持ち」だと思っています。

ゆえに、自分自身を「時間の投資家」と捉えて、プライベートの時間も含めて、自分が持っている時間をどう投資運用するか?という観点が重要です。

複業は、「時間を分散投資」することで、本業だけでは得られないリターンを得る活動ですが、場合によっては「分散投資」せずに、本業に「集中投資」すべきフェーズも存在します。

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もっとも典型的なパターンは「新卒で入社して間もないフェーズ」や「異動・転職して間もないフェーズ」でしょう。

「入社・異動・転職して間もないフェーズで複業はすべきでない」とまでは言いませんが、まだ何も成し遂げておらず、本業に時間を割いたら割いただけリターンが得られるフェーズにおいて、他のことに時間を投じるのはもったいない、というフェーズもありうる、ということです。

もちろんこれは「プライベートの時間を投げ売って仕事をしまくれ!」というハードワークを推奨しているわけではなく、「本業でより成果を出し、成長するために」プライベートの時間を使って本を読んだりセミナーに参加するなど、本業で成果を出すために必要な知識を得たり、社外での人間関係を構築したりすることも有用だ、という話です。

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じゃあ、どんなタイミングで複業をすべきか?というと本業での成長が「踊り場」に入ったタイミングがベストと言えるでしょう。

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ある程度本業で自分が手に持っている「わら」を磨き込んだ上で、さらに複業で「アブ」を獲得して、「わら」に掛け算することで、さらに面白いことにチャレンジする、という流れがつくれると理想的ですね。

僕自身の話で恐縮ですが、新卒1~2年目の頃は土日祝日は子育てをしつつ、本業で成果を出すために、インターネット業界に関する書籍を読んでレポートにまとめたりしてました。その後、入社3年目の頃に複業を開始しましたが、4年目に念願かなって新規事業企画部門に異動したタイミングでは「まずは新規事業で結果を出す」ことにフォーカスするために、一時期複業を完全にストップしていた時期もあります。

つまり、「時間の投資」は本業に集中する「集中投資」と、複業で「分散投資」することを繰り返すことが重要だと思っています。

*繰り返しになりますが、これはあくまで一般論であって、「新人は複業すべきでない」という話では全くありません。そもそもプライベートの時間をどう過ごすか?は個人の自由ですから、入社して間もない新人にだって、複業をする権利はもちろんあります。

・・・とまあ、「うる水」ではこんなことをお話させていただきましたが、「20代でやってよかった7つのこと」のスライドは以下にアップしているのでご興味ある方はぜひ。トークありきのスライドなので、スライドだけ見ても何のことやら、かもですが。笑

うるるさん、素敵な機会をいただきありがとうございました!

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▲今回お声がけくださったうるる取締役の小林さんと。

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複業研究家/HRマーケター。元学生パパ。株式会社HARES代表取締役。NPO法人ファザーリングジャパン理事。30歳3児(12歳👦🏻/8歳🧒🏻/4歳👧🏻)の父。首都大学東京法学系卒。お仕事の依頼は→ s.n@hares.jp

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